7yaso

2000年生まれ。日記。 フィクション混ぜながら。 社会に対してうだうだ言う。

7yaso

2000年生まれ。日記。 フィクション混ぜながら。 社会に対してうだうだ言う。

最近の記事

婚姻届提出した

本人だけ浮かれているということはよくある。 休日・夜間窓口にいる男性は、婚姻届を受け取ると「はい、どうもー。おめでとねー。」と一言いい、奥の部屋に消えて行った。 拍子抜けしてしまったが、どうやら今日のミッションは完了したようだ。 奥さんになった女性とカフェに向かう。 アイスコーヒーを二つ頼むと、2人で親しい人たちにLINEで報告することにした。 報告とはいえ「祝え!」と言っているようなものだが、みんな祝ってくれた。 私は24歳なので、基本どのコミュニティでも結婚は1

    • 子育ての答え合わせ

      盆の空港は、機体だけでなくお金も飛ぶな。くだらないこと考えながら、QRコードをかざして成田を上から眺めた。 両家の顔合わせ。 行き先は私の実家のある東北だ。 彼女とは付き合った当初から互いの家族についてよく話していたため、両親を合わせることは2人とも楽しみにしていた。 彼女のご両親にご挨拶をしてその解像度が深まった上でもそう思った。 どちらの両親もお互いに「ラフに」という言葉で牽制をしたが、結局駅前のホテルで食事をすることになった。 心配症の私の父は、なにか話す内容

      • 結婚の挨拶

        結婚の挨拶をしに彼女の実家のある 九州に向かった。 その日は37℃。自分の体温を超える気温と、不快感が飽和したような湿度の空気でコンディションは決して良いとは言えなかった。 ご挨拶ってどんな感じなの? 私の周りにはまだ結婚の話が出るような友人はいないため、相談する相手もいなかった。 「娘さんをぼくにください!」的な? それはあくまで、ドラマとかでよく見るやつとして、でも実際にはかしこまらなければいけないところもあるだろうし、父親としては覚悟を測りたいところだろう。

        • 決めた

          結婚を決めた。 彼女と付き合って4年と3ヶ月ほどが過ぎた。 ふわっと考えていた結婚もいまでは限りなく現実に近い。 自分の人生で結婚するとしたら今の彼女しかいない。そう思う人が、人が今奇跡的にそばにいる。 余命宣告をされている父に、どうしてもこの人を紹介したかった。だから、このタイミングで私は結婚を決めた。 婚約指輪なんて買う金はもちろんなかった。 私が決意した日、白い花束を買って家に帰った。 帰宅した彼女に、花束と一緒に結婚の意思を伝えた。急に改まって少し照れくさか

        婚姻届提出した

          新しい職場

          今日から新しい職場。 不安の方が大きいのが本音だ。 出社すると、現職とは異なる景色が広がっていた。オフィスはいわゆる普通のデザイン。 鼠色の金属でできたデスクが、ずらっと並べられ、デスクの上には太いファイル。そしてそこには書類がぎっしり挟まっている。 出社した社員は、ホワイトボードに貼ってある自分の名前が書かれた磁石を裏返した。 野原ひろしや、磯野波平が働いている職場。あの感じ。 いろんな意味で若い会社にいた私は、一瞬体が抵抗を示した。 ネットによると平均年齢は4

          新しい職場

          天国の待合室

          余命宣告をされている父に会うため、実家に帰った。 現在、実家には父と母の2人で暮らしている。 母は働いているが、父は仕事を辞め、一日中家にいた。 父の体調には浮き沈みがあり、体調が良い日に2人でツーリングに行った。私が、帰省した目的でもある。 私はふと、仕事を辞めてから家でなにをしているのか尋ねた。「なにもしてない。」と答えた。厳密にはできないという方が正しいのかもしれない。 実際私がいる期間も洗濯をしたり、掃除をしたりはするものの、ほとんどの時間をソファの上で過ごし

          天国の待合室

          無職合宿

          5月の免許合宿にあつまる人は珍しい。 この時期、教習所は閑散期を迎えていた。 学生は長期休みではないし、社会人はもちろんそんなまとまった休みを取れることは滅多にない。 そのため、この時期に入校する人は無職orフリーター、通信学校に通う学生だ。 フリーターもそれぞれだ。高校は卒業したが、やりたいことがなくなんとなくバイトをしている19歳。高校中退、通信学校もやめた16歳。 無職に関しても、3月に大学を卒業して内定はあるものの、8月の入職を待つ22歳。職を失い、奥さんに逃

          無職合宿

          期限付き学生生活

          免許合宿最終日。 振り返ってみれば、楽しい生活だった。 合宿所のルールは厳しいが、その不自由さが楽しかった。 待ち時間にしょうもないスマホゲームをしながらくだらない話をしたり、訛りの強い先生の話し方の真似をしたり。 年齢は違うが、上も下もない関係性でただただ時を過ごす学校生活を思い出した。 朝早く起きて、授業を受けて、3食食べて、早く寝る。 明け方は空気が綺麗で、夕方は夕焼けが綺麗だった。 悪くない。 悪くない無職の期間を過ごしている。 ネットの評判はよくない合

          期限付き学生生活

          ヤンキー免許合宿

          一ヶ月のニート生活も残り半分になった。 直近の私のスケジュールはこうだ。 仕事辞める ↓ 手続き系・歯医者とか ↓ 免許合宿(現在) ↓ 父とツーリング ↓ 再就職 本当は離職後すぐに免許をとりに行きたかったが、私の申し込みの段取りが悪く、最短でも5月中旬からとなってしまった。 ー 当日、新幹線で向かったのは岐阜県。 案の定、合宿所があるのは田舎で新幹線が1時間に一本しか止まらなかった。 同じタイミングで入った生徒は私より全員年下だった。1番下は、16歳と聞いて驚く

          ヤンキー免許合宿

          ニート1日目

          4/30は有給扱いだったので、今日5/1が正真正銘ニート1日目だ。 雨が降っていて、空は暗く「解放された!」的なテンションの1日目では特になかった。 5月はもう長くはない父に会うため、働かないつもりだ。次の会社は6月にスタートする。 6月から働く会社だが、4/30に内定が出た。 安定企業で、年収も100万円アップ。心配になるほどうまくいっている。 というか、一年しか働いていないのに年収が上がるなんて意味がわからん。 5月は帰省のタイミングで父とツーリングをするために

          ニート1日目

          本音どこ

          自分のことがよくわからない。 この感じ、就職活動だなあという感じだが私は就職活動云々の前に自分がなんなのかよくわからないままここまできてしまっている。 こういった文章を書き始めたきっかけも、単純に記録という意味もあるが、アウトプットして整理したいという経緯もある。 自分はどんな人なのか。 これは「相対的に」という意味合いが強い気がする。周りと比べてマイノリティに当たる部分、これが自分たらしめる要素だ。 「英語が話せます」は日本では自己紹介の一部として通用するが、英語圏

          本音どこ

          余命半年

          いい四字熟語ではないのは確かだ。 3日前、仕事が終わってスマホを見ると家族ラインが来ていた。 「医者にあと半年って言われた」 親父からだ。 あまりに急すぎて思考が一瞬止まった。 がんが見つかって1年半。確かにここから長生きするのは難しそうではあったが、半年という期間は私の想像よりはるかに短かった。 私は父が死ぬまでにやりたいことが二つあった。 ①父の大好きなバイクでツーリング ②彼女と結婚 あと半年だ。 バイクの免許を取る時間は? 結構指輪は? 彼女の気持ちは

          余命半年

          退職1ヶ月前

          辞めますって言った日から1ヶ月が経った。 辞めるまであと一ヶ月。 気を遣ってあまり退職の話題に触れてこない人、逆に気を遣ってオープンに行ってくる人。 感じ取りやすい性格の私は少し疲れる。 私が辞めることが公に発表された日、他の退職者も発表された。私を含め同じグループからは4人。 20人ちょっとの組織なのでかなりの数がやめたことになる。それもあってか組織はバタバタだ。 これ程の退職者が出ることをマネージャー陣がどう思っているのかはわからないが、以上なのではないかと一年目

          退職1ヶ月前

          辞めますって言った日

          野球選手が結婚発表をした日、上司に辞めますって言った。 転職活動を始めて2ヶ月ほど経った。 全然うまく行ってないのがリアルだ。 書類は6社くらい通ったし、最終面接も経験した。たが、業務と並行して行う転職活動は思ったよりも困難だ。 リモートワークの日に、オンライン面接を入れ、その分押した業務を夜中まで。残業はかさむばかりだ。 企業研究も浅く、面接は通らない。疲労から業務の質も低下し、上司から叱責を食らう。共倒れ状態だ。 このままだと良くないと思い、先に退職日を決めるこ

          辞めますって言った日

          社会の授業(実技)

          今日は彼女が飲みに行くらしく1人の時間ができたので、久々にnoteを書くことにする。 最近の近況は、「忙しくなってきた」の 一言に尽きる。 仕事は徐々に任されていく仕事も増え、一年目だからという甘えも通用しなくなってきた。精神的なストレスが蓄積している。 それに加えて、転職活動。 徐々に面接が増えてきて、タイトなスケジュールの中、平日に面接を入れるのは相当キツい。 ついこの間も、最終面接の日程が1週間後の日にちに確定し、午後休を申請すると「配慮をもって1ヶ月前に申請し

          社会の授業(実技)

          最近、ナヨナヨしてきた

          自分にとって自信のないことをしてるひとはナヨナヨしてる。 今の自分はすごくナヨナヨしている。 学生時代は、進路が決まってる奴、頑張れる部活がある奴はいつだって自信があるし堂々としている。 医者になるなら勉強を、アスリートなら練習を。彼らは、やることが決まっている。何を頑張ればいいかが明確だ。 一方でそれがない人たち。 この人たちは、不安だ。何を頑張ればいいかわからない。でも隣を見ると、目標に向かって頑張っている人もいる。 自分が変なのか?ダメな奴なのか?と不安にすら

          最近、ナヨナヨしてきた