新しい職場
今日から新しい職場。
不安の方が大きいのが本音だ。
出社すると、現職とは異なる景色が広がっていた。オフィスはいわゆる普通のデザイン。
鼠色の金属でできたデスクが、ずらっと並べられ、デスクの上には太いファイル。そしてそこには書類がぎっしり挟まっている。
出社した社員は、ホワイトボードに貼ってある自分の名前が書かれた磁石を裏返した。
野原ひろしや、磯野波平が働いている職場。あの感じ。
いろんな意味で若い会社にいた私は、一瞬体が抵抗を示した。
ネットによると平均年齢は45歳。
私の所属するグループでは23歳の私はもちろん最年少。
1番歳が近くて43歳なのだから、本当の意味で話しやすい人は近くに居なそうだ。
とはいえ、上司は今のところ優しい。
私の父親と同じ57歳ということもあり、23歳がなにをできなくても、知らなくてもしょーがないで済ませてくれる。
また、この会社はいわゆるJTCだ。
teamsがほとんどさわれない部長クラスの人間が普通にいる。これには本当に驚いた。
ここでの営業は、経験、人脈、接待こそがスキルだ。待遇面では誰がどう見てもホワイト企業でしかないが、こういった点は人によっては合う合わないはありそうだ。
以前の会社では、営業はどこも"こう"。どこへ行っても同じだよ。と教わってきた。
確かに間違っていないところもある。
ただ、信頼関係の気づき方においては業界の通例があるし、それに則らないやつは邪道だ。ある意味では全く別のスタイルだ。
10年働いてやっと一人前の世界とのこと。
焦らずやっていこうと思う。
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