日本の子育てがおかしい理由㉓
子育てを怖がってる人は子育てで失敗したくない人です。
安心して下さい。子育てに失敗はありません。
なぜなら「親」になれば子育てに失敗は無くなるからです。
①人生に失敗は存在しない
「失敗は成功の母」という言葉があります。かの有名な発明王エジソンは1万回の失敗を「失敗は無い。上手くいかない方法を1万通り発見したのだ」と言い表した。
つまり失敗はそのまま放置すれば失敗のままですが、失敗から学び改良することで正解に辿り着けるということです。失敗を途中結果に書き換えることで人生に失敗は存在しないことになります。
例えば就職活動の時、学生時代にサッカーで優秀な成績を残していたがプロよりサラリーマンの方が安泰と言われ、後ろ髪を引かれる思いでサラリーマンになったもののやはりサッカーに未練があれば何歳からでもサッカーをすれば良いんです。
この時考えなければならないのはサッカーを職業にするでは無く、サッカーが好きでサッカーをするならどこでも、誰とでも出来るということです。
人生は選択の連続で失敗は選択した結果が想定と違っていたことに起因します。この時レジリエンス(再起力)のある人はすぐ反省して目標の修正を行います。まずは飛び込んでみないと見えない景色があります。そこには「痛み」も伴うでしょう。そして目的が「サッカーをする」ことなのか「サッカー選手になる」ことなのかを見極めましょう。
その先に大きなリターン(利益)があるなら迷わず進むべきです。そうしてトライ&エラーを繰り返して正解を手繰り寄せましょう。
⓶善悪は存在しない
「神を信じるということは悪魔も信じること」になります。神は完全な「善」ですが聖書では神が人々に残忍な仕打ちを行う場面がしばしば描かれています(ノアの洪水やバベルの塔)
人は良いことがあれば神に感謝し、悪いことがあれば悪を憎みます。運が良い・悪いは日頃の行いから結びつきを勘案します。
しかし自分にとっての正義は誰かにとっての悪になります。
つまり善悪は受け取り側が勝手決めているのです。
どんな事柄にも多面性があり、見方によって正義は脆く移ろいやすい存在です。例えばずっと幸福ばかりが続くと些細な障害を疎ましく思います。
現代は一世代前には考え付かない程、簡単に情報にアクセス出来ます。確実に幸福なはずなのにちょっと電波が悪くてネットが繋がらないだけで確実にストレスになります。これは自分が思う当たり前(常識)が覆された時に誰もが感じることですがネットが無かった時代はこんなタイムラグぐらいで目くじらを立てる人はいなかったでしょう。
つまり便利になった分、人々の心の余裕はすり減ったと言えます。便利は完全な「善」では無く、タイムラグを許せない「悪」を生み出したと言えます。
③恩返しは呪い
「親孝行したいときに親はなし」という諺があります。子が親の有難みを知り、孝行する頃には親は他界しているという意味ですが親に育てられて親に「恩」を感じるのは日本の悪しき文化です。
親孝行は後輩に食事を奢るべきところを先輩の分まで後輩が支払いをする行為です。どこの国で自分より安い給料の部下に奢ってもらう上司がいますか?あなたは学生の子供に1万円のディナーに連れてってもらいたいですか?(学生は水しか飲まない状態で)
親ならば自分は親(祖父母)の面倒は見ても自分の面倒は自分で見る。子供が親になったら全ての愛情を子供(孫)に注ぐように教育することが子育てであると強く推量します。
親が子を育てるのは人間に限らず、動物でも同じで無意識に刷り込まれた本能です。そこに「恩」という名の「呪い」をかけた親孝行は日本特有の負の遺産です.
④気の合う人は引き寄せ合う
前時代は価値観が単純で会社での出世がいい人生のロールモデルでした。しかし、給与所得が30年間同じということは出世して成功した人が少ない。つまりサラリーマンでは高所得が難しいことが示唆されます。
現代人は前時代の人間からは「やる気が無い」「熱意に欠ける」と言われますがそもそも労働者の目標は生涯賃金の向上です。頑張っても給料アップが頭打ちならそもそも頑張る意味がありません。
つまり現代人の方が時代のニーズに合わせて働き方を省エネモードに合わせているのです。
子育ても一緒で、昔から「友達100人作ろう」とスローガンがありますが現代はSNSでの繋がりの方が濃いので対人スキルより文章スキルの方が尊ばれます。
第一、100人の友達ということは自分の無意識の波動を100通り使わないと出来ません(波動は指紋同様全員違います)
対人関係は全てこの波動を無意識で合わせることで「気が合う」に仕立てています。気が合う人とは街中では遭遇する確率が上がります。これは無意識が覚えたての気の波長が合う人を引き寄せるからです。
友達100人作りましょうでは無く、誰にでも自分から挨拶しましょうとスローガンを変えて欲しいと切望します。
まとめ
「行動しない人は失敗をしたくない人」です。同様に子育てを失敗したくない人は親に成れていない人です。親という字は「木の上に立って見守る」と書きます。親になれない人は木から降りて子供の人生を自分の価値観で荒らす人です。
親になるとは子育て時期(同居)だけでなく天に召されるまで子を「木の上に立って見守る」覚悟を決めることです。老後生活の保険のために子供の命の時間を削るのはナンセンスです。子育てを自分が天に召されるまで継続する覚悟が「自分」を「親」にします。別居していると放念してしまいますが子供からすれば老いても親は親なんです。
正直な話、現代のような「コスパ < タイパ」時代なら親(祖父母)が天にめまで介護を必要としない方が子育て(孫育て)に大きなアドバンテージがあります。子(孫)のために親(祖父母)孝行を断る勇気と行動を持ちましょう(健康寿命を伸ばす・夫婦で仲良くしていつまで若々しく保つ等)
子育てに失敗したと思う人は後悔ばかりしている人で最終的には自分が親だから子供に迷惑をかけたと自分を責めます。
ゲームを禁止しなければ良かった。もっとかまってあげれば良かったと思ってしまうかも知れませんがたった一つ言えることはその子の親は自分しかいないことです。その自分がその時子供のために判断したことは間違っていません。失敗だと思ったらこれからも行動して失敗を成長のための礎にすれば良いだけです。
時間を巻き戻すことが出来ませんがこれからの人生を書き換える(失敗を成功の母にする)ことに遅いということはありません。例え100歳でも同様です。
今(現在)を変えたかったら先(未来)を見据えた行動を起こすしかありません。皆さんの行動を心から応援しています。一緒に頑張りましょう。