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熊の訴え

高級脱毛器を購入。

娘が訴えるのだ。
「見てよこの腕。熊じゃん」と。

毛深いからと言って補助金が出るわけでもない。
毛が濃いことに、お国は関与しないのだ。濃かったら生命に危険が及ぶわけでもなし。しかし、思春期女子にとっては受験よりも生命よりも重い悩みだ。理解はできる。しかし金がない。

医療脱毛にかかるお金もないし、そもそも通院する時間もない。
であれば、マイカリスマ美容師が勧めてくれた家庭用脱毛器、これを購入する時期に来ているということか。
利用予定の娘たちは、これまで頑なに親に全ての金をだしてもらおうとしてきた。出世払いなんてもってのほか。それが、この脱毛器のためになら、割り勘で行こうという。そこまでの考えがあるなら、と購入を決めたのだった。
女3人、使い倒すぞ。

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