多摩川の生き物とヒト その205 水系 秋川合流点へ ‘24/2/28
春の風、陽射しを受け、気になっていた右岸の秋川合流点へ。
永田橋を過ぎ、工事のため、直接、多摩橋へ行けず、迂回路を進む。多摩橋に出て、右岸へ転線。橋の上から左岸の護岸工事の様子を見る。川底まで届きそうになるぐらい深く掘り、白く輝く、新しい護岸ができている。完成したら、埋め戻すのだろう。近くには大きな山となっている残土置き場がある。
平井川沿いの自転車やヒトしか通れない細い道を進む。川べりのアシ原などにメジロが飛んでくる。ウグイス色が美しく、目の周りのシロが彩を添えている。
合流点を過ぎると、ボランティア団体が枯れ木などを伐採していた跡があった。行き過ぎて、枯れ木だけではなく、イボタノキなどの目立たず、余分な樹を伐採しなければと思う。
五日市線橋梁付近ではカントウタンポポがロゼットのまま咲き、エゾノギシギシが塔が立ち始め、春の気配。
堤防沿いの道を進む。あきる野市の総合グラウンドの駐車場が一杯になると、堤防を越え、堤外地に入れるようになっている。堤内地に駐車が収まるようにすべきだろう。道の傍にはカワラサイコがまだ、縮こまっていた。
睦橋では車が多く集まり、保守作業の真っ最中だった。堤防へ直線状に無理やり、上がる。やはり、コケると思ったら、軽く、途中で力が無くなり、案の定コケた。ホトケノザなどが咲き、春らしくなってきた。
今、流行りの新しくできた物流基地を右に見つつ、ヤブの中へ。タケが生えていたりし、面白い所。時間があれば、合流点のさらに奥にも行ってみたい。秋川を一旦、遡り、東秋川橋に出て、また、下る。堤防沿いを進み、大きなエノキが生えている所を回り込む。今度は多摩川から来た堤防へと移る。レンリソウがあるかどうかは分からなかった。また、フデリンドウも不明だった。大きな巨石がある昔の親水公園跡は今でも石だけが残り、健在。
麦などが植わっている畑は緑一面となっている。カラスが歌のように地面をほじっている。タカなどは残念ながら出てなかった。
堤防の終わりからタケの中をくぐり、グラウンドへ。滝ケ原運動場は人気が少ないが、ツグミがはねていた。
少しずつ、春を実感した一日だった。