多摩川の生き物とヒト 水系その74 八王子水再生センターの排水口と日野のハリエンジュ伐採について 23/12/29
八王子水再生センター(下水処理場)の排水口の工事と日野のハリエンジュの伐採についての連絡が入る。これらの工事の下見のために多摩大橋を左岸から転線し、右岸へ。八王子水再生センターの排水口は多摩大橋を通り、下流で多摩川に注ぐ。この排水口と日野用水堰から別れた用水との立体交差手前付近で護岸の補強と残土を運び出す工事を行う予定である。排水口に沿って進む。排水は水温が高いので、(某高校が近くの昭島排水の水温を測定したら冬でも15度もあった。)温いのだろうか、アオサギなどの野鳥が多い。水中に生えている草も青々と多く茂っている。排水口と用水の立体交差点付近に着く。周囲にはカワラサイコなどの河原植物は無し。残土運搬用の道路を歩く。この道路の周りには池があったり、水たまりがある。この水たまりには何かが生えていそうで、面白い所。
再び、用水と交差する所でマメ科SPと出会う。カワラケツメイかもしれない。この辺はヨシ原などに覆れた⑧の生態系保持空間にふさわしい場所だと思う。自動車やバイクが入れないようにしたゲートをくぐると、堤防に上がる。
次に日野市内のハリエンジュ伐採予定地へ行く。予定地がどこか、やっと分かった。多摩川ではハリエンジュ生息地はそこかしこにあるが、どうして、ここかと思う。予定地内を歩くが、特に珍しい植物はなかった。トクサが茂っているので、残してほしい旨を要望するつもり。ニワウルシもあったので、この扱いもどうするのかも聞いてみる。
中央本線の下をくぐる。鉄ちゃんと思われる何人かがカメラを構えていた。何か、珍しい車両が来るのかと思う。振りかえると、E257の更新車が来た。久しぶりの甲州路だろう。立日橋で折り返し、再び、中央本線鉄橋へ。ここで、橋脚工事の現場を見る予定だったが、時間が無くなり、帰路へ。
西上し、師走の街を駆け抜けた。