多摩川の生き物とヒト その207 水系 春を探しに 日野石田 ‘24/3/3
レンリソウ等があるのか、気になったので日野市石田へ向かった。向かい風で後ろに追いやられる。
羽村大橋下流の工事は日曜日という事もあり、重機が河川敷に置いてあり、休んでいる。羽村堰はブルーシートで覆われ、養生中の様子。向かい風にあおられながら進む。
日野橋から転線し、右岸へ。日野橋のたもとから堤防を進む。堤防が赤くなっていてギョッとした。ここを抜けたら、おとなしい色となった。歩行者の部分が赤なので、塗り替えた物だった。塗り替えたばかりなので道が赤くなっていた。
中央高速を過ぎ、石田大橋付近ではサッカーなどの応援で堤防には保護者らであふれている。目の前の駐車場も満杯になっている。
四角く、ロープで囲まれた保護区を見るが、レンリソウはおろか、カラスノエンドウの芽生えも見つからない。3月になったら、発芽するのか。見落としたのかもしれないので、春に期待したい。他の保護区ではヒメウズやナンテンハギの葉があった。カワラサイコは寒いのか、葉が縮まっていた。
堤防の終端に着いたが、根川を越え、浅川に向かう橋が出来ていた。緑の中に白く巨大なコンクリート橋。周囲の景観に溶け込まず、違和感がある。
まだ、茶色のアシ原の中にアオサギが立っていて、目立つ。そばにはダイサギもいた。
堤防の傍らにはヤブカンゾウが芽吹き、薄緑色が美しい。少しずつ、春が来たなと思う一日だった。
帰り、昭島の霞堤近くで、多くの望遠のカメラを持っている人達がいる。聞くと、レンジャクの群れがいるそうである。レンジャク類は移動しやすいので、珍しい。それにしても、ヤブの中に分け入ったり、水飲み場を作ったりと、少し、過熱ぶり。自嘲した方が良いだろう。
カラスノエンドウは自宅付近の街路樹の植え込みで咲いていた。