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多摩川の生き物とヒト その232 水系 調布 工事の下見      24/7/9

7月5日に走った疲労回復を待って調布市で行われる工事の下見に行く。
遠くにEF65‐1000番台(現2000番台)のレール運搬車などを見つつ、是政橋を越え、調布市石原にある多摩川原橋へ向かう。 
風が強くなり、あつらえ向きに追い風になっている。多摩川原橋で昼食。風が心地よい。
今回の工事範囲予定地の一つである、橋の上流側には石ころだらけの川原が広がっている。範囲を行きつ、戻り、貴重種などが無いか、調べていく。センダングサなどが生い茂る夏から秋の最盛期とは違い、オギなどが密生し、手間になっているが、草はまだ気にならない程度。石ころだらけの川原を見ても、カワラケツメイなどは無かった。

上流を見る。以前水が流れたのか、石ころだらけの川原が出来ている。
中心部はメドハギなどが生えている草原になっている。
川辺は川原になっている。
緑ではないので葉緑素をもっていない。そのためヨモギなどにに寄生。アメリカネナシカズラ。ヒルガオ科。
ドライフラワーになったスズメノチャヒキ
内陸部を覆うハルシャギク
川原に何やら白いマンネングサが。恐らく園芸種。
マンネングサの仲間でウスユキマンネングサ。ヨーロッパ原産の外来種。
橋脚の近くにあったカワラケツメイ。誰かが石で囲んでいる。
護岸に近い所は水が溜まり、ワンドになっている。
護岸に近い所にはカワラケツメイがある。
下流に向かって、群落を作っている。気づかないと自転車や歩いて踏んでしまう。
石原水位観測所が近くにあり、岸辺には河原が帯状に広がっている。
石原水位観測所付近も上流から続くワンドになっている
空地は一面ハルシャギクで被われる。


その先はアカツメグサが茂る。
川辺にはケツメイが茂る。
石原下から流れは調布の方へ。
多摩川児童公園野球場付近から先では、川辺は石ころだらけの川原からオギ原へ変わる。
オギ原のそばにはケツメイがあった。
オギなどが生えてきたので、競争しているのか。
周囲にはアレチヌスビトハギも入って来ている。
細長いオギ原が下流の京王相模原線下流付近まで伸びている。
途中ではヤナギが生えている。工事用道路が作られると、伐採か。
エノキも運命は同じか。
橋梁を渡る都営交通10-300の前期車。東京を越えて神奈川や千葉へ行く。
橋梁付近に細長く伸びる中洲。
中洲の上部はヤナギなどが茂り、面白い場所。
川辺にはガマなどが生えている。

戻り、橋脚付近にケツメイがあった。誰かが目印のため、石を積んでるよう。ここは工事範囲外だが、踏まれないように配慮してもらおうと思う。
また、ワンドを渡り、置いた自転車のそばを見ると、ケツメイがあり、下流に向かって大きな群落を作っていた。荒れ地で生えているとは気づかなかった。崩れ、削り取られている荒れ地がケツメイの好みそうな場所とわかった。ここも工事範囲外だが、注意喚起したい。
さらに下流に向かうとがけが崩れている斜面などにもケツメイがあった。この岸辺付近を工事範囲から除外する要望を出したい。
石原の水位観測所を過ぎる。川原みたいになっていて、ここにもケツメイの群落が。
さらに進むと川原が切れ、草原になった。先の児童公園野球場脇の草原ではススキたちと競争しているケツメイがあった。
途中にはヤナギやエノキの大木があった。草原を潰して工事用道路を作る予定なので、これらの大木やケツメイは切られ、無くなってしまう。保存していくように要望する。

対岸は稲城市。ここでも工事が始まる。
積乱雲が移動して明るさが戻ってきた。調布市と府中市の境界付近から上流を見る。
川面に夕焼けが映える。橋は稲城大橋。
富士山も見えてきた。府中市郷土の森付近で。

中洲が見えてきた。中洲にはヤナギが群生し、岸辺にはマコモなどが生えている良い環境。京王線相模原線付近の中洲が削り取られてしまう予定。護岸から渡れない文字通りの中洲。中に入り、貴重種がないかなど、調べてみたい。
カワラケツメイがたくましく生きている姿を見た後、戻る。積乱雲が移動したのか、風が収まってきた。
帰り、予備のチューブを買った途端、パンク。新しいチューブをはめ、走った。何か、チューブ以外に原因があるのかもしれない。

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