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多摩川の生き物とヒト その190 水系 多摩川左岸立川緑地先の川辺へ23/12/11

妻が急遽、趣味の手仕事へ。その間をぬって、前から気になっていた中央本線多摩川橋梁上流に広がる立川市の多摩川緑地の左岸へ出かける。この多摩川緑地の脇から川辺に入る道を捜す。すると、白い石灰の線が引かれていて、川辺への道の案内だと考え、親切だなと思い、ヤブの中に入っていくと、川原には出られなくて、ゴールポストが置いてあった。どこかのグループが置いていったものだろう。

この線は何だろう。
ヤブの中にあったゴールポスト。誰かがまた、使うために置いてあるのだろう。

先に進み、排水口付近にも、再び、川に出る道があり、そこから入る。立て看板があり、「ゴルフ禁止」との事。多摩川では他の場所でも同じような看板があり、またかと思っていた。小道を進むと、ネットがあり、素振りでゴルフボールを打てるようになっていた。反対側には休憩用のスタンドやコンロなどが置いてあった。さらに進むと、ヤブの一部がゴルフ場と化し、私も人の事は言えないが、平日にも関わらず、2人の方がゴルフをしていた。近くを私が通っても、止めなかった。まさしく、ゴルフ禁止の看板を無視し、勝手にゴルフ場にしている。国交省はパトロールをし、見守りに来た時には注意をしたりし、河川敷のこのゴルフ場の不正利用をやめさせないといけない。止めない時には辺野古のように強制的に止めさせないといけないだろう。

一応、注意の立て看板はある。
勝手に除草し、整地した。
ネットも張ってある。
勝手に整地し、ゴルフ練習場にした。これこそ、成田や辺野古のように、強制で元に戻してもらいたい。
ゴルフ場を利用した人がこれも勝手に作った休憩所。
警告文がむなしい。

川辺に出る。この辺はカワラニガナのタイプ標本が採られた所。目の前には俗称の土丹と呼ばれる上総層群に含まれる新第三紀層のゴツゴツとした泥だらけの地形が広がっている。タコノアシやカワラニガナなどが無いかと捜したが、窪みもあり、歩きづらく、無かった。
でも、水たまりなどにコゴメイなどが生え、面白い環境。対岸ではコオッーとオオバンの声。

対岸までは近く、河川敷は広い。
岸辺などは新三紀層が表れている。橋は多摩大橋。
ヤナギが紅葉している。
ここにもアレチヌスビトハギが生えている。


コゴメイがある。
外来種のコゴメイ
ヌカキビ
もう、花は終わった。水辺に多い。
ゴルフ場の先には河原が広がっている。
水辺にはガマなどが生えている。
ヘラオオバコのロゼット。
樹々にはノブドウが絡まっている。きれいなノブドウの実だが、食べられない。
セリも生えている。
カヤツリグサ科だが。
紅葉したアレチハナガサ
ススキも紅葉している。
ススキなどの近くの草原には毛が多いクサノオウのロゼットもある。
アレチヌスビトハギの毛に捕まったガガイモ
もう、花が咲いているオオカワヂシャ

APG分類からオオバコ科に変更になった。
岸辺にあったオオフサモ
オオカワジシャ。カワヂシャと交配している事が報告されている。
コゴメイが水中で生えている。
かわいそうだが、鳥達等のエサとなる。


少し、上流へと歩いたが、特に面白い草は無し。また、来た道を戻る。水辺では鮮やかな緑色をしたオオフサモやガマなどが茂っている。勝手に作ったゴルフ場脇から緑地に戻り、自宅へ。
体重が減った分、楽にこげるようになった。昭島の熊川団地近くの崖ではガサガサと大きな音がした。何かと思ったら、エサを探しているキジバトだった。

昭島から多摩大橋を見る。牛みたいに見える「牛群」と言われる。
ヤナギが紅葉している。
カラスウリが実っている。日野用水堰付近で。
クヌギも紅葉している。葉は落とさない。秋川合流点、霞堤付近で。
昭島水鳥公園近くの水神の碑。
昔の九ケ村用水取水堰の跡。
熊川団地近くの崖。キジバトがエサを捜している。意外と、大きな音を立てている。
マユミも実に負けじと紅葉している。多摩川横断水道橋近くで

例により、羽村市の禅林寺横の寺坂の馬の水場跡に寄るが、ヒカリモが消えていた。全然雨が降らず、水が低下したせいだろう。来年を期待したい。

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