多摩川の生き物とヒト その118 水系多摩川自然観察会 御岳 2023/7/16
多摩川の自然を守る会主催の多摩川自然観察会を御岳で行った。
36℃の猛暑の中、御岳駅に集合。以前、食事した駅前の中華店の脇から渓谷へ降りる。川べりに出て、川沿いを歩く。途中でノカンゾウ、ハエドクソウなどが咲き、気温以上に夏であることを実感する。なぜか、崖ぞいにバショウがあった。バナナのような木で、寒い所でもよく育っているなと感心する。ラフティングやカヌーの人達が岩のそばを通るたびに、歓声を上げている。
杣(そま、植林した山を言う。)の小橋を渡る。タマアジサイがつぼみを着けていたが、花を咲かせているものは少なかった。木陰の道を進むので、涼しい。瀬に突き出た岩場があり、イワタバコがあった。しかし、これも花を着けていなかった。御岳大橋を見上げる下に着く。クワにハゴロモがいて、よく見ると、大きな毛を着けながら歩いている。これは幼虫で、対岸に親がいたそうだ。
橋のたもとからシラカシなどが茂る坂道を上り、道路に出て、朝、集合した所へ戻った。バス停脇から再び、川に出る。流された橋はまだ、元に戻っていなかった。チダケサシやヌスビトハギなどが咲く中を歩く。途中で「昔,昔、その昔…」と言う「お山の杉の子」を作曲した方がこの辺に疎開したそうである。これを記念して、碑ができた。さすがに高尾のようにボタンなどはないが、その歌の歌碑があった。平日、閉まっていたカフェなども、今日は開いている。
鵜の瀬橋途中で昼食。文字通り、カワウが上流に向かって飛んで行った。どこまで、行くのだろうか。鮎の解禁で、アユを食べてしまうので、追われているのか。
両側が喫茶店などで被われているままごと屋の中を進む。ここから沢井駅を目指す。青梅街道を渡り、今度は沢井酒造の中を進む。中に、サワガニが描かれたタンクもあった。
暑いので、御岳駅から予定の軍畑ではなく、沢井にし、早めに解散した。