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多摩川の生き物とヒト その228 水系 小作のカワラノギクカウント 24/6/19

晴れてきたので気になっていた東京都青梅市小作のカワラノギクのカウントへ出かける。老人ホームの横に止める。圏央道橋梁直下を進む。
雨がかからないと読んだアリジゴクは今まで通り。しかし、あちらこちらにメダケを切り倒した跡があり、しかも、タケノコを採った残りの皮が山となっていた。誰が何のためか。確かにメダケを採らないと、あちらこちらに根を伸ばし、はこびこる。進出を防ぐにはタケノコで食べたりすればよいが、もっと片づけて欲しい。

圏央道橋脚直下を行く。
雨が降らないので、アリジコクの団地がある。
メダケのタケノコ。苦いが、それが良いという人がいる。
皮を剥いた跡。持ち帰り、処理して欲しい。
自生地へ向かう。クズなどが生い茂り、なかなか入れない。ヒトの侵入から守っているとも言えるだろう。
ヤブを掻き分けていくと、ぽっかりと川原がある。ここが自生地。正しくは2019年、野生個体が流されたので、そのあとに播種した物。

昨日まで、雨が降っていたが、水路には水は流れていなかった。
アシクズなどがはこびこり、自生地に入るのを遮っている。行く手を遮るアシなどを払いながら進む。馴染みのある大きなエノキを目印とする。急にポッカリと草が少ない所に出る。そこが自生地だった。
クズに絡まれ、フサフジウツギなどに日を奪われながらも、除草などの保護されていない、たくましく生きている野良犬のような野良の自生しているカワラノギクである。

フサフジウツギ。プッドレアとも言われ、蝶が好む。外来種で、荒れた土地に多い。
ネムノキ。美しい花。マメ科と思えない。ジャケツイバラなどと同じようにマメ科の典型的な花を着けない種。これも荒れた土地などを好む。
カワラノギク。2019年に播種した個体が残っている。
生息地の範囲を表す赤くペイントした石。
今年、発芽したのも含めて群落を作っている。
クズが生息地に入りこむ。愛好者などから見れば何とかしたいと思うが、ここでは除草などはしない。
イタドリなどと、競争している野良のカワラノギク。
センダングサの芽生え。夏から秋かけてノギクやヒトにとっても、脅威になってくる。

赤くペイントしてある石を中心にカウントする。芽生えやこれから花を着ける大きな株を含めて、593個体あった。
生えている場所も目印の赤い石よりはみ出しているのもあって、少しでも拡大している様子でうれしい。しかし、足元には強敵のセンダングサの芽生えが地面を覆ている。梅雨の雨を受け、これらの草が伸びる、これからが大変だと思う。
カウントし終わり、自転車に乗る時、カウントする時、カウンターが0になっていたかを未確認だった。焼きが回った。もう一度、カウンターが0になっているのかを確認し、再度、カウントしたい。
米津玄師の歌みたいにみたいに「天に唾を吐く!」事になる。

メダケもヒトなどの侵入を拒む。



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