多摩川の生き物とヒト その15 その他 玉川上水小平から寺橋まで 22/5/29
羽村から三鷹まで玉川上水は素晴らしい緑のベルトとなっている。小平に車を止め寺橋までを往復した。 小平中央公園の脇を流れている玉川上水から分水させた新堀用水を渡り、さらに玉川上水を渡る。線路際にはキンランがあった。花がついていないとなかなかキンランとはわからないだろう。西武国分寺線を渡り、左岸へ。 国分寺線鷹の台付近の上水は江戸時代からの素掘りのままとなっていて形などがよく残っている所である。水は辛うじて、下を流れているだけだが、昔は滔々と流れていたのだろう。太宰治が入水自殺をしたぐらいだから。
所々でコナラの大木が枯れていて、ナラ枯れ病とわかる。薬剤注入などの対策をしているようだが、大木が枯れ、若い木に譲るのは自然の運命であり、天然更新の一つといえる。枯れ木を伐採し、捨てる程度に収めるのがよいだろう。 帰り道、カミカワハウスという店に寄り、乾いたのどを潤す。近くのムサビ(武蔵野美術大学)の卒業生の方が近年、開いたもので、壁などがペイントされ、リフォームされていた。2階が展示スペースになっていて今日は着物のリフォーム作を行っていた。 小金井市付近ではサクラ並木になっていて、四季の変化に乏しく、面白くない。小平付近までが二次林であるが、ネズミモチなどの多様な自然があると知らされた一日であった。
植物 ギンラン(f)、キンラン(f)、ムラサキシキブ(f)、テイカカズラ(f)、