キャスポル?なにそれおいしいの?
はい、33本目の投稿です。よろしくお願いします!
以前、地盤調査の「平板載荷試験」について書きましたが
今回はその裏技的存在、「キャスポル」をご紹介します。
「キャスポル?なにそれ、新しいお菓子?」
なんて思った方、
残念ながら食べ物じゃありません(笑)
正式名称は「簡易支持力測定器」
でも、覚えにくいから愛称で呼んでるんです。
さて、なぜこんな変な名前の機械が必要なのか?
実は、重機が入れない狭い場所でも
地盤調査が必要な時があるんです。
そんな時に登場するのが、このキャスポル君。
「なんだこれ?」って感じですよね。
三脚にぶら下がってる筒みたいなやつ
これがキャスポルの正体です。
平板載荷試験と比べて、キャスポルにはこんなメリットがあります。
時間と手間がめっちゃ省ける
試験時間:3時間15分 → たったの5分!
持ち物:専用箱に入った2つだけ。重機なんて不要です。
超簡単な手順
三脚を立てる
ランマー(おもり)を自然落下させる
おしまい!
...え?本当にこれだけ?ってくらい簡単なんです。
技術的にもお墨付き
NETIS(新技術情報提供システム)に登録されてるから、技術提案としても使えるんです。カッコいいでしょ?データの信頼性も抜群
平板載荷試験との誤差が0.8%~12.5%。
むしろキャスポルの方が精度が高いって研究結果も!
でも、キャスポルのすごいところは
これだけじゃありません。
この小さな機械、平板載荷試験で求める係数以外にも
こんなデータが測れちゃうんです
コーン指数:建設発生土の分類や
重機が走れるかの判断に使います。CBR:道路の下の土の強さを表す指標。
舗装設計には欠かせません。K30:地盤反力係数。
正直、あまり使ったことないんですけどね(笑)。
つまり、このキャスポル一台あれば
地盤に関するほとんどのデータが取れちゃうんです。
便利すぎて怖い!
ちなみに、キャスポルの名前の由来、知ってます?
実は「Compact Soil Power Tester」
の略なんです。
なるほど、確かにコンパクトだし
土の力を測るテスター。
でも、正直「キャスポル」の方が覚えやすいですよね(笑)
まとめ
キャスポル、見た目は少し変わってるけど
地盤調査の世界では超優秀な存在なんです。
小さくて軽くて、でも信頼性は抜群。
まさに「良いものは小さな箱に入っている」
を体現してる感じ。
次に工事現場の近くを通ったとき
もしかしたらキャスポルを見かけるかもしれません。
その時は「おっ、あれがキャスポルか!」
って、ちょっと得意げに言ってみてください。
きっと周りの人は「え?なにそれ?」って驚くはず。
そんな時は、今日学んだキャスポル知識を披露してみてくださいね。
みなさんの周りにも、キャスポルみたいな「小さいけど優秀」な道具や技術ってありませんか?
もしあれば、ぜひコメントで教えてください。意外なところに、すごい技術が隠れているかもしれませんよ!