【米国株】今週のマーケット振り返り(~4/14)
今週(4/10〜4/14)の米国市場を
簡単に振り返ってみたいと思います。
US10Y : 3.42% → 3.51%(+9bp、+2.63%)
USDJPY:133.61円 → 133.79円(+0.18円、+0.13%)
SPY :$409.61 → $412.46(+$2.85、+0.70%)
QQQ :$317.87 → $318.57(+$0.70、+0.22%)
DIA :$335.96 → $338.84(+$2.88、+0.86%)
今週は、経済指標発表が多く
CPI、PPI、小売売上高およびFOMC議事要旨
そして、週末には金融セクターのQ1決算が始まりました。
今週は、
4/12に消費者物価指数(CPI)の発表がありました。
CPIは順調に低下していることが伺えましたが
コアCPIは未だに下がり切らず、5月のFOMCでは
追加の25bp利上げの観測が広がりました。
FOMC議事要旨に関しては、
ブタ丸さん(@Butamaru_Butako)のツイートが分かりやすので
引用させて頂きます。
FOMC議事要旨で特に印象的だったのは、
今年後半に始まる緩やかな景気後退に関して記述があった点ですね。
4/13発表のPPIでは
前月比ベースで0.5%低下しコロナウイルス以降最大の低下となりました。
ガソリン価格が下落しインフレ圧力緩和に寄与。
サービス価格は0.3%低下と 2020年4月以来の大きく下げ、
主な要因は機械と自動車でした。
4/14の小売売上高は13カテゴリーの内
ガソリンスタンドや総合小売店 電気製品など8つで減少し、
自動車販売は1.6%減 ガソリンスタンドの売上高は5.5%減と
2020年4月以来の大幅マイナスとなりました。
金融状況が引き締まり インフレが長引く中、
家計支出や より広範な景気のモメンタム鈍化が示唆されました。
また、4/14には金融セクターの決算発表があり、
まずまずの滑り出しとなりました。
ただし、大手銀行の決算が良かったものの
地銀に皺寄せが言っているとの憶測で
$KRE(SPDR S&P Regional Banking ETF)は大きく下落しました。
※4/7はレポートの更新はなし。
3/31 → 4/14での変化は下記。
For Q1 2023:earnings decline of -6.6% → -6.5%
For Q2 2023:earnings decline of -4.4% → -4.6%
For Q3 2023:earnings decline of 2.3% → 1.9%
For Q4 2023:earnings decline of 9.3% → 8.8%
For CY 2023:earnings growth of 1.5% → 0.9%
年初より、
年前半でのEPS成長は減少傾向は変わらず、
CY 2023は0.9%まで縮小し、
とうとう、1%を切ってしまった。
現状、EPS低下にも関わらず、
株価だけが上昇し、PER的には割高である。
※4/7はレポートの更新はなし。
3/31 → 4/14での変化は下記。
CY 2024 Bottom-Up EPS 221.50 → 220.21(-1.29、-0.58%)
Forward 12M P/E Ratio 17.8 → 18.3(+0.5、+2.8%)
PERは現在、18.3と、
10年平均の17.3を超え
5年平均の18.5以下だが、
依然として、魅力的と言える水準ではない。
以下、来週の注目イベントです。
4/18 $NFLX $BAC $GS 決算
4/19 $TSLA $MS 決算
4/20 $TSM $AXP 決算
4/21 22:45 PMI(速報値)
来週の注目は引き続きQ1決算結果に集まるでしょう。
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