衣食住足りて礼節を知る
中学生から大学生まで書き溜めたLINEブログはサービス終了と共に移行しないまま世界から消えた。いつか、いつもコメントをくれるおじさんや主婦が死ぬ時までこのブログを続けるのか、ちょっとそれは嫌だなと思って終わりを探っていたので丁度良かったけど、なんか今、それを読み返したいとたまに思う。
お父さんとお母さんと焼肉を食べた。瓶ビールを少しもらった。食べたいのあるかと聞かれて、ウィンナーを指差した。もう「ウィンナー体に良くないから食べたくない」って言って私にくれた主婦のことは思い出さなかった。半分に切られたウィンナーが運ばれてきてちょっとがっかりした。
お酒を飲まないと饒舌に話せないお父さんは、誰に投票してもいいから若い人が選挙に行くのが大事なんだとか、福岡の店はどこに入っても安くてうまいとか語っていて、その間私はこの人は良い顔をしてるなと他人行儀なことを考えていた。お父さんが作る茶碗、結構好きだよ。
先月と今月、少しだけ実家に帰った。帰るたびにおばあちゃんがお小遣いをくれた。1ヶ月居なかったはずなのに、すんなりとずっとそこに居たみたいに生活ができた。いつも帰りは寂しいけど、今日は寂しくない。帰ったらみんなでコピバンの練習。まだ弾けない。帰ったら練習する。
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