「白砂の海」

湯船に足を浮かべると

ぷかぷか揺れる振幅を感じる

私の足がリズムを刻み

湯と私は同化する

鼓膜がリズムを刻んでいる

白砂を讃える潮騒だ

自ずとそれらも同化する

目を閉じると三位は一体とも呼べる安らぎを生み出し

私の個は安らぎの中に沈んで行く

パンッ!!花火が一発

眼下には猿の群れ


猿は調和しない

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