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「差別解消」と「差別解決」は考え方も対策も全然ちがうことですが・・・

いじめや差別、ハラスメントについて、上の者は「いじめはあるものとして対処しろ」と言ったり、「いじめはあってはならない」と言ってみたり、どっちの立場なんだ?と思うのですが、要するに何もわかっていないことを明確に表していると思います
したがって、今の上の者たちや運動体、活動家のいうことを聞いていても、何も解決しないということを私たちは学んでおかなければなりません。
その上で、正しい対処法を見つけてみたいと思います。

人間が使う能力の一つにヒューリスティクス(簡便法)があります。
これは、経験則、習慣、思い込み、偏見、差別のかたまり。即座に反応するために有効な手段であるため、人間の能力からこれを除去することは不可能なのです。「人間の条件」の一つに数えても良いほど重要な機能です。「差別を解消する」ために「差別心をなくそう」ということはこの能力を除去しようと言っています。しかし、必要なので、この能力を一括して消滅させることはできません。そのようにしようと思ってもいけません。

しかし、気づき合いを通して、人間の二次的判断装置である大脳の能力を発動することによって、具体の1件ずつを解決していくことはできます
発生を止めることはできませんが、解決に向けて力をつけることはできるのです。
いじめや差別などの対策は、この前提でなければなりません。その上でこそ、その集団に解決する力をつけることが可能になるのです。これが現実的な差別等の対処法です。

欧米方式の「キャンセルカルチャー(社会的リンチにかけ、消滅させ、なかったことにしてしまおうというイデオロギー。スターリン、ポルポト、紅衛兵、#me too運動など歴史上の凄惨な暴挙悪行は枚挙にいとまがない)」で、一方的に非難し、決めつけ、反論を許さず、社会的リンチを加え、排除し、人間の根本的な性質を除去しようとすることこそ、暴挙であり、悪行であると思いませんか?
それこそ非人間至上主義であり、非人道至上主義であり、悪の企みなのです。それで飯を食っていこうなど、人の生き血を啜るようなもの。
だいたい、日本のやり方の中にこのような理屈に合わない「西洋流の理想主義」はありません。欧米の偏ったイデオロギーが、戦後、思想的に無防備な日本に無意識のうちに侵入して、このようなことになってしまったのです。

私たちは、このことを自覚して、正しい解決への道を歩む必要があるでしょう。
私たちの国は「国民国家」です。「どこでもいいから良さそうなところを渡り歩く人の言いなりになる住民国家」ではありません。そのような「住民」たちは、その国を食い尽くしたらまた別の国に行って、また食い荒らすのでしょう。難民移民の問題が表面化している欧米各国を見れば一目瞭然ではありませんか。

日本をそういう人たちの食い物にしてはならないのです。そして、そのディフェンシブ能力を発動できるのは、保守系自由主義の私たちだけかもしれません。社会主義系、共産主義系、全体主義系の人たちは、全く違う発想をして、キャンセルカルチャーと同じ傾向を持ちます。
私たち保守系自由主義の人は、力を合わせて、邪悪悪徳なイデオロギーから日本を守っていかなければならないのではないでしょうか?
ぜひ、保守系の議員、政治家のみなさん、支持者、支援者の皆さんにつないでください。お願いします。

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奥冬海優二
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