余計なお世話だ!!!
大反省をしている今日この頃。
掲題の通り、きんちゃくはそう思っているに違いない。
私の世話の仕方は自己中心的なのだと考えさせられたのだった。
テリトリー
暇そうだ。とても暇そうだ。
きんちゃくはこの頃ケージの中で遊ぶことが増えてきた。
しかし暇そうだ。回し車を走らせ、砂場で砂をかき分け、登れそうなところに登る。もちろん、ケージの中で登れる物なんて限られている。
回し車を爆速で走り、回し車から降り、またすぐに回し車に乗る。
そんなきんちゃくに“遊び”をあげよう。未熟な私はそう考えたのだ。
ジョイント城
いろいろ調べていくと、「ジョイントパイプ」という存在にありついた。
名のごとく、パイプを繋げて多数のスペースとケージを連結させられる物だ。
早速Amazonで購入。(ちょうど会社の福利厚生でAmazonの1万円ポイントが余っていた)
相当数のパイプと併せ、「ジョイント迷路」「ジョイントバスハウス」が家に到着した。1秒でも早くきんちゃくの遊びスペースを拡張したかった私は、きんちゃくをサークルに移動させケージの改造に励んだ。
かれこれ1時間以上はかかっただろうか…
何より、パイプの連結を行うには数学的な頭脳を必要とされる。
単に直線パイプとカーブパイプを組み合わせれば良い訳ではない。
高さや確度の微調節。これで良し。と思っても、ややカーブが足りずにやり直し。
ただのハム小屋にこれだけの苦悩をするものなのか。ビル設計者には頭が上がらないと思いながらひたすら作業を続けた。
気付けば汗だくとなりながらの完成だ。
きんちゃくは狂ったように遊ぶに違いない。楽しみだ。
いざ城へ。
きんちゃくをケージに戻した。
すると思った通り、すぐさまパイプへ潜り込んだ。
見事だ。なんと微笑ましい。
見ているだけで、こちらも楽しくなる光景だ。
しかしそんな微笑ましい光景は長くは続かなかった。
違う
きんちゃくが迷路で寝ている。
ましてや迷路の入り口で寝ている。
なぜそこが気に行ったのだ。訳が分からない。迷路の中を全く徘徊せず入口で寝ている。
私のイメージは、パイプを駆け巡り、迷路でぐるぐると遊び、気が向けばバスハウスで砂浴び。そして基本的には元のケージ内に戻って生活を行う。
全くイメージとは違った。
さらにジョイントバスハウスとやらを新しい寝床に決めたそうで、そこから一切出てこない。
この感情は以前にも感じたことがある。
つまらない。私はケージそのものを飼育しているのか…
以前との違いは、拠点が木の巣箱から透明のバスハウスになった事くらいだ。
出てこない理由は知っている。慣れていないという事だ。
折角きんちゃくが慣れてきていた環境を無駄に増築し、また不安にさせてしまったのだろう。
そうなった事により、一切回し車を回さないので運動不足にもなる。
もしかすると、きんちゃくは以前の状態に十分満足していたのかもしれない。
まさに余計なお世話だ。私のエゴのみで建築してしまった城だった。
申し訳ない。
それからは仕返しのように毎晩パイプを齧る。
かなりうるさく、不愉快な音だ。
どうしたものか…
良かれと思って行ったケージ拡張(城増築)がまさかこうなるとは思ってもいなかった。
反省だ。
いつも仕事から帰ると回し車に乗っていたきんちゃくが今はいない。
バスハウスでずっと寝ている。悲しいものだ。
シンプルイズベスト
何事も結局はシンプルにありつく。シンプルこそが最良の考えだ。
もうパイプは外すことにした。今後3ヵ月程はケージの模様替えを行わない事にしよう。
反省に反省を重ねて、きんちゃくと生活する事を決めた。
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