病気や不運のときには・・・・。
小学校4年生のときには、腸チフスにかかってしまった。~~当時のチフスといえば、命を落とすことも多かった病気である。
私は二か月ほど寝たきりになり、高熱で足腰が立たない状態になってしまった。
ところが、運よく助かってみると、私はすっかり丈夫な子供になっていたのである。
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医学的にはどう説明していいのかわからない。
~人間、先はどうなるかわからないものである。
病気にかぎらず、「おれはいつもふんだりけったりの目にばかり遭っている」という人も、いつかドカンと不幸にあったら、すっきりさっぱり、幸せな体質になってしまうかもしれない。
大きな不幸を乗り越えたら、「これ以上悪いことなんてないさ」という度胸がついて、ささいな不幸ははね飛ばす力がつくかもしれない。
なんだか自分ばかりがイヤな目に遭うような気がしてならない人は、~~きっと、いつか必ず、そんな時代は終わるのである。
元、マラソン選手の増田明美さんが、テレビでこんなことをいっていた。
「挫折したときは、階段の踊り場で休んでいると思えばいい」