『まれ』【2015年上期朝ドラ第92作目】【魔法使い:魔女姫 (キッチンウィッチ)】
【感想】2024年8月10日
魔法シリーズ 第3弾 『キッチンウィッチ』
【感想】
スィーツ作りが好きなので、わりと好きな作品でした。
ただ、出演者の不祥事で今後、多分再放送は難しいと思われます。豪華過ぎるベテラン、今話題の浜辺美波さん、門脇麦さんなど出演されていました。
この作品で、キッチンウィッチを知りました。キッチンウィッチとは、西欧では昔、魔女は薬草を使い人々の病気を治していました。今でいう薬剤師みたいな存在だったそうです。魔女と言われると、大きな鍋で何かをグツグツ煮込んでいそうな怖い魔女を思い浮かべるかもしれませんが、実は心優しく、人々を助ける存在の魔女もたくさんいたようです。そんな魔女の人形をキッチンに飾ることで魔除けとする習慣がありました。それがキッチンウィッチと呼ばれるものです。キッチンウィッチのご利益は、魔除け、台所の見張り番、火事を防ぐ、家族の健康を守る、料理を美味しくする、などといったことがあげられます。そのキッチンウィッチがかなり印象深く、自分でもいつか作ってみたいと思っています。では、また。
【作品情報】
『まれ』、2015年(平成27年度)上半期朝ドラ第92作目。
能登地方に家族と移住し育ったヒロイン津村希(まれ)がパティシエを目指して成長してゆく物語。
脚本は篠﨑絵里子氏のオリジナル作品。
石川県輪島市に存在すると設定された架空の地域である外浦村(そとら むら)と横浜市が舞台。
出演者
津村希(つむら まれ)→紺谷希(こんたに まれ)演 - 土屋太鳳)
1983年(昭和58年)8月10日生まれ。2006年春に紺谷圭太と入籍。2008年8月10日に双子の長男と長女を出産。
性格面では何事にも計画的かつ生真面目で「地道にコツコツ」をモットーにし、自分よりも他人のために頑張る気性の持ち主。しかし想いが強過ぎて時に相手から嫌われ反発されることもある。
5歳の誕生日に父が購入したバースデーケーキに乗っていた魔女姫人形(キッチンウイッチ)を常に大事に持ち歩く。同時にバースデーケーキが「家族の幸せ」の象徴であったことから幼少時はケーキ職人になることを夢見ていたが、父・徹の博打的な生き様に振り回されるうち他人の夢に対しても蕁麻疹が出るほどまでに夢に対して複雑な思いを持つようになる。
小学5年生の夏に夜逃げ同然の形で父(徹)・母(藍子)・弟(一徹)と共に外浦村へIターンする。当初は能登弁が不慣れであったが、蔵本一子との口論の中で流暢に話せるようになる。以後、一子を始めとする生まれたときからの幼馴染である同い年の5人組(紺谷圭太・寺岡みのり・角洋一郎・二木高志)に加わる形で家族ぐるみの親しい友人になる。
2001年には家計を支えるためにアルバイトを掛け持ちする高校3年生となり、金沢で開催されたロールケーキ甲子園北陸大会に参加するが、結果は敗退。高校卒業後の2002年4月に地方公務員になり、輪島市役所産業振興課移住定住班へ配属される。
就職から半年後、祖母・幸枝との出会いを機に世界一のパティシエを目指すため輪島市役所を辞め、横浜に向かい池畑大悟がオーナーパティシエの「マ・シェリ・シュ・シュ」で1か月の試用という条件ながら修業を開始する。クリスマスケーキのルセットを譲ったことを理由に一度不採用となるが、後に本採用合格になる。2006年春、矢野陶子退職により大悟からスーシェフを任命される。パティシエとしては味覚が非常に敏感な反面、美的センスが貧乏臭く幼稚で洗練されていないことから2007年5月に大悟からフランス修業を勧められる。しかし、圭太をそばで支えたいという気持ちからパティシエ修業を一時中断して「マ・シェリ・シュ・シュ」を退職し、紺谷漆器の女将修業を開始するも同年11月11日に自らオーナーパティシエを務めるケーキ店「プチ・ソルシエール」を開業する。以後はパティシエと女将修業を並行するが、周囲の協力により2015年には女将の仕事を免除される。
【魔法使い:魔女姫】
「ちゅらさん」で婦長役の戸田恵子さんによるナレーションの語り手という設定の人形。番組開始時や場面転換時にアニメ画像で登場する。語りの際の一人称は「わたくし」。希の宝物で、帽子の上にティアラをつけた魔女をかたどった手のひら大の木製人形。5歳時のバースデーケーキに徹が添えたプレゼントだが、元々は母方祖母の幸枝がフランスでのパティシエ修業時代に持っていたキッチンウィッチと呼ばれる魔女人形であることが判明する。幸枝はこの人形に弱音を吐いて厳しい修業に耐えていたが、引っ越し時に紛失する。その後は海外アンティーク商品として日本国内に流通。徹に偶然買われて希の手元に渡る。やがて幸枝は能登を訪れこの人形と再会し、娘との和解ならびに希の真の夢への目覚めを導くという数奇な運命のモチーフとなった。人形のコンセプトとして、かわいらしさだけが独り歩きしないようにどこか違和感があり希の祖母を連想させるものを目指したほか、水玉模様の個性的な服などは美術家の草間彌生をイメージした。
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