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vol.6 スタディプランナーはじめました-今度こそ挫折しない資格勉強を

今日もおつかれさまです。
部屋の湿度計が60%をきる日が増えてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。湿度は低くなったものの気温も低くなっているので洗濯物の乾き具合はあまり変わりませんね。

さて、みなさんは資格勉強をしたことはありますか?
私はあります。何度もあります。しかし、そのたびに教材を買って少し手をつけたところで挫折しています。

わたしの挫折コレクション

本日の記事では「今回こそは挫折しない」という私の熱意とともに、資格勉強に役立つスタディプランナーについてお伝えします。
過ごしやすい気候になってきた秋は、何かに熱中するのにピッタリな季節です。ぜひみなさんも私と挫折しない資格勉強に取り組んでいきましょう。

今回も手帳のサンプルフォーマットを作成しましたので、ダウンロードだけしたい方は目次からどうぞ↓

資格勉強がつづかない理由3つ

何度も挑戦しても続かない資格勉強。取り組みはじめた頃は熱意があふれていたはずなのに、なぜ挫折してしまうのでしょうか。それを明らかにして対応策を考えていきましょう。
資格勉強がつづかない理由としてこの3つ、心当たりがある方もいるのではないでしょうか。

■資格取得後の姿が不明瞭
取り組みはじめるときの動機を改めて考えてみましょう。
「持ってたら何かしら役立ちそう」とフワッとした動機では、自分は何を得たいのか不明確で資格の必要性がわからなくなってしまいます。必要がないものには関心がなくなり、次第に手をつけなくなってしまいますよね。
いつ・どこで・誰に・どのように活かせるかが定まった動機にしましょう。
そのためには、取ろうと思った資格に対して「なぜその資格を取りたいのか」を問いただします。

たとえば
・いろんなところで活かせるらしいから簿記を取ろう
 →実際にどの業界の何の会社に行きたい?経理の仕事がしたい?
・パーソナルカラー診断が流行してるしカラーコーディネーター取ろう
 →その資格でパーソナルカラー診断できる?それを仕事にしたい?
・持ってたら面白そうだから日本茶検定取ろう
 →その知識を誰に披露する?披露される人はその知識を求めてる?
などなど…

問いただしたことにすべて答えられたなら明確な動機が見つかり、なりたい姿も見えてくるはず。

■基礎知識が薄いまま始める
その資格の内容についてなんとなく知ってる程度の状態ではじめると、知らない言葉や仕組みがたくさん。知らない情報で飽和状態になって教材を読み進めることもできなくなります。

例え話ですが、足し算を知らない状態で掛け算から習い始めたらどうなるでしょう。そもそも数を合わせたら増えるという仕組みがわからないのですから習得に時間がかかりますよね。

たいていの資格教材はその資格に興味を持っている人向けに書かれていますから、初歩中の初歩のような情報については書かれていないことが多いです。
まずは資格勉強に取り組む前に、その資格はどういうものか・どういった内容を扱うのかをネットや動画などで基礎知識を入れておきましょう。

■綿密に計画を組みすぎる
「さあ資格勉強をはじめるぞ」というスタートライン、いちばん熱意が高まっているときですよね。
そのときに、途中修正が全くきかないような計画になっていませんか?
1日の勉強時間や内容、それに伴う日常生活の予定を詰め込んだ計画。決して悪いものではありません。
しかし、残業があった・懐かしい友人にバッタリ会って夕飯に行ったなど。予定外の出来事が発生したらどうなるでしょう。

その日の計画が崩れるだけでなく次の日も、そのまた次の日も、なんなら月全体の計画が崩れてしまいます。こうなってしまってはモチベーションがガクッと下がってしまいますよね。
せっかく買った手帳に一生懸命書いた計画が崩れてしまうのです。もう全部投げ出してしまいたくなる人が多いのではないでしょうか。

そうなってしまわないように、ある程度は予定を持たせた計画をつくりましょう。

資格勉強におすすめのスタディプランナーのメリット3つ

資格勉強をつづけるためには計画だけではなく、計画に対する結果・振り返り・改善も大切です。それができる手帳術がスタディプランナーです。
そのメリットを大きく3つに分けて紹介します。前章の「つづかない理由」と照らし合わせてご覧ください。

■目標が明確にすることで逆算して計画を立てられる
スタディプランナーでまずはじめにすることは目標を立てることです。
いつまでに・何の資格を・何のために、というようにより明確な目標にすることで、それに伴う計画も立てやすくなります。
目標には具体的な数値を入れることで、より達成できる可能性が高い計画を立てることができるでしょう。

スタディプランナーでは合格までの大きな「長期~中期~短期」と期間に応じた目標を立てられます。細分化された目標を立てることで達成に必要なTodoは何か洗い出すことができるはず。
このTodoを組み合わせていくことで理想だけではない、現実的な計画になっていくでしょう。

■達成度を測れることで目標修正ができる
上記のように明確な計画ができたら実行です。実行したことはできるだけ細かく記録しておきましょう。

たとえば
・標準時間(その作業にかかる時間のこと)
・進んだページ数など詳しい実行内容
・実行してわからなかったこと
・日ごとの理解度や感想
などなど…

詳細を記録することでその日、あるいはその月の達成度を測ることができるはず。目標に具体的な数値を入れているのであれば、それに沿って達成度も数値化しましょう。

「想定より難しくて予定通りに進まない」「急な仕事でこの予定は難しそうだ」など、実際に取り組んでみてわかることもあるでしょう。
その際は目標修正して構いません。修正したことがわかるようにペンの色を変えるなどして、新しい目標を書いてください。

掲げた目標を達成するために努力することはとてもいいことです。しかし、無理だとわかっている目標に向かうことほど、いやなことはありません。
自分だけの計画なのですから、思い切って修正しましょう。
ちなみに「うまく進んだからもっと高い目標にしよう」と上方修正するのも◎

■かかる時間を記録することで次の計画を立てやすくなる
少しずつ勉強が進んでくるとスタディプランナーの記録も充実してくるはず。
上記の「たとえば」でも紹介した標準時間を記入しておくことで、どういった問題にどれほどの時間がかかるか、おおよそわかってきますよね。
その標準時間を指標にして「標準時間より長かった・短かった」を把握しましょう。

有限の時間の中で、どれほどの勉強をして成果を上げられるか。
安定した標準時間で勉強できるようになれば、その後の週・月の計画を達成できる可能性が高いものに仕上げることができます。
計画は達成あってこそです。

スタディプランナーを活用するポイント2つ

さて、スタディプランナーをはじめる前におさえておくべきポイントを2つ紹介します。より効果的に活用するために覚えておいてくださいね。

■長期・中期・短期の期間ごとに計画する
合格まで「長期・中期・短期」で目標・計画を立てましょう。

【長期目標】
すなわち資に合格することを掲げます。
それに必要な勉強は何かを列挙して、どれくらいのペースで進めたら試験日に間に合うか計画していきましょう。実際に勉強し始めてわかることもありますから、できる限りで構いません。

【中期目標】
これは月目標が妥当でしょう。長期目標で立てた計画に沿った具体的な目標を掲げます。
長期目標同様に、必要な勉強を列挙して進めるペースを決めます。

【短期目標】
これは週目標・および毎日の目標です。
中期目標で挙げた必要な勉強を「何のテキストを何ページまで」と明確なTodoとして落とし込みます。

■計画にゆとりをもたせる
短期目標を立てる際は「1週間で1セット」と認識して、ゆとりをもたせた計画を立てましょう。
急な予定が入ってしまうことや、勉強内容が難しくて思うように進まないことが発生することもあります。それをカバーできる時間を見越した計画をすることで、その週の目標達成率があがるはず。

高い目標を立てることももちろん大切です。しかし、それが達成できないただの理想では目標の意味がありません。
まずは達成できる目標をコツコツと積み上げていきましょう。もちろん、物足りなかったら途中で目標を上方修正しても構いません。

スタディプランナーはバレットジャーナルを応用して

世には、もともとスタディプランナー仕様の手帳もありますが今回は使いません。自分で枠を書いていきます。
面倒に思われる方もいるかもしれません。ですが、現在10月のように中途半端な時期に始めるときにも印字された日付に悩むこともありませんし、勉強ノートと一元化することもできるのです。
この記事に限っては自分でスタディプランナーをつくります。

書き方のもととなるのは「バレットジャーナル」。バレットジャーナルとは、タスクやアイデアを素早く、箇条書きして管理する手帳術のひとつです。
バレットジャーナルの基本情報については割愛しますが、興味がある方はこちらをご覧ください↓

それではさっそく、スタディプランナーをはじめましょう。

■「フューチャーログ」を参考に長期目標ページをつくる
【つくり方】
1.「いつまでに・何の資格を・何のために」を満たす目標を書く
2.目標達成に必要なやることをわかる限り書く
3.試験日から逆算して、やることの予定を決める
4.取り組み始めてからは必要に応じて予定を修正する

申込日などもざっくり記入

【より活用するために】
・ここでの目標は軸となるため、達成する意思を持って絶対修正しない
・やることを書くときはネットや動画で基本情報を調べる
・予定は修正する可能性があるのでざっくりでよい
・もし修正する場合は見返したときにわかるように色の違うペンで書く

■「マンスリーログ」を参考に中期目標ページをつくる
【つくり方】
1.長期目標に沿った具体的な目標を書く
2.目標達成に必要なやることをわかる限り書く
3.カレンダーに達成できる見込みの予定を書く
4.取り組み始めてからは必要に応じて予定を修正する
5.月末は目標がどれだけ達成できたか色の違うペンで書く

Todoリストの右枠はやってみての感想や修正Todoなどを記入

【より活用するために】
・日常生活の予定も書きこんで勉強時間が取れる日・取れない日を把握する
・達成できそうなペースの予定をたてる
・もし修正する場合は見返したときにわかるように色の違うペンで書く

■「ウィークリーログ」を参考に週・毎日ページをつくる
【つくり方】
1.中期目標に沿った具体的な目標を書く
2.実際に取り組むことを書く(例:テキスト○ページ △時間)
3.取り組み後、ひとつひとつどれだけ進んだのか記録しておく
4.週末は目標がどれだけ達成できたか色の違うペンで書く

右の大きな枠にはわからなかったことなど記入

【より活用するために】
・実際に取り組んだ時間を記録して、予定した時間との差を把握する
・予定した時間と差をふまえて次週の計画に活かす
・わからなかったことや理解度・感想などメモする

サンプルフォーマット

資格取得のためには、どれだけ勉強だけに集中できるかが大切です。手帳をつくる手間がなくなるようサンプルフォーマットをつくってみました。上記の添付画像と同じものです。
こちらを印刷して半分に折ってホッチキスでとめてもいいですし、はさみで切ってノートに貼りつけてもよいです。(ロルバーンLの場合、B5サイズで印刷すると◎)
このフォーマットを使うことで、より勉強に集中してもらえたらうれしいです。

スタディプランナーにおすすめの文房具

いざ「スタディプランナーをはじめようと思うけど文房具は何を使おう」と悩む方のために、私が普段の手帳で愛用しているものを紹介します。
使い心地も大満足ですし、デザインも素敵なものが多いです。ネットストアですと楽天・アマゾンなど大手ならどこでも取り扱っているはずです。

■ノート
【デルフォニックス/ロルバーンポケット付メモ Lサイズ】
勉強で散らかりがちな机に置いても邪魔にならないのに、書くべきことは
しっかり書けるサイズ感。リングノートなので折り返して開いたまま置いておけるのも◎

■ペン
【三菱/ジェットストリーム 4&1(Lite touch ink搭載)】
黒・赤・青・緑の油性インク+シャープの多機能ペン。側面ではなくトップ部分でシャープ芯をノックできる。新開発のLite touch inkの流れるような書き味がよくて、もう他の油性ペンが使えなくなりますよ…

【ゼブラ/マイルドライナー(グレー系)】
全35色のカラー展開で、グレーだけでも3色あります。消化したTodoを消すためにグレーをおすすめしていますが、気分によってはスモークブルーやベージュなどの主張しないカラーを選ぶのも◎

資格取得で目指した姿へ

資格取得することで転職活動で有利になったり、他者と差別化できる個性が身についたりします。そうすることで収入が増えることもあるでしょう。あるいは自分のやりたいことができる人生になる可能性も。
ぜひ一緒に挫折しないで資格取得まで頑張りましょう。

そもそも「日常生活が忙しいなかでも勉強する」ということ自体すばらしいです。もし、資格取得に至らずともその努力は何かの形で報われるはず。
それではまた。

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