ハヤシシゲミツ

関西から写真に関する情報を発信しています。 2022年9月に立ち上がった出版レーベル …

ハヤシシゲミツ

関西から写真に関する情報を発信しています。 2022年9月に立ち上がった出版レーベル moment主宰者。momentではこれまで 作家が手がけてきた写真作品をフォトzine という形式にまとめ新たな展開を図るとともに 作品をアーカイブしていくこと目的として活動しています。

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    2022年9月に立ち上がった出版レーベル moment。これまで 作家が手がけてきた写真作品をフォトzine という形式にまとめ新たな展開を図るとともに 作品をアーカイブしていくこと目的として活動しています。

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出版レーベル momentのご紹介です。

みなさん初めまして。関西から写真に関する情報を発信しています。 2022年9月に立ち上がった出版レーベル moment。 momentではこれまで 作家が手がけてきた写真作品をフォトzine という形式にまとめ新たな展開を図るとともに 作品をアーカイブしていくことを目的とし 活動しています。来年1月には立ち上げのイベントを神戸で計画中のほか、今後さまざまな形で作品をご紹介していければと思いますので何卒よろしくお願いいたします。

    • moment作品紹介其の32Lieu de mémoire 桜丘町 ハマダユキヒコA4判(変形サイズ)モノクロ36頁

      記憶の街 1998年12月、初めて桜丘町を訪れたボクは渋谷駅西口から歩道橋を上がり、正面のビルに掲げられた巨大な壁面広告を見て圧倒された。ドラマ『神様、もう少しだけ』の登場人物である啓吾とカヲルの印象的な 姿。「やはり東京はやる事がオシャレだ」と感心しながら歩道橋を渡り、桜丘町のはずれに住む友人宅へ と向かう。 それから二十年後、再び12月に上京していた時「桜丘町の一部が再開発される」と聞いて驚き、思い出の街 を写真に残さなければという焦燥感に駆られ、訪れることにした。

      • moment作品紹介其の31「廃墟」藤井満博 A4判カラー112頁

        本 書は、人の手によってつくられたものが、 長 い年月をかけ自然へと渡り、本来あるべき姿ではなく、 「新しいもの」へとかわっていく様を写真に収めたものである 写 真家の藤井満博は、廃 墟は「自然へ還る」のではなく、 「新しいものへと変貌をとげている」と考える。 ここにある写真はそ の瞬間を写したにすぎないのだ。 藤 井 の 写 真 を 通 し 、かつてそこにあった人々の営みを 当 時の様々な情景が染み付いた の から感 じ取 ってほしい。 そして、今もなお自然と共に 「新しい

        • moment作品紹介其の30 室蘭 ハヤシシゲミツ A4判36頁

          輪西駅から程近い商店街を歩く。 撮影していると一人の老人に声をかけられた。 しばらくの立ち話。この街がたどった栄枯盛衰 を短時間ながら聞かせていただく事ができた。 別れ際、高台を指差し撮影にお勧めである 事を教えてくれた。勧められたとおり私は高台 に向かった。眼下には室蘭の主幹産業である 製鉄所の工場群、白鳥大橋が望めた。 対照的に私の背面には風光明媚なイタンキ浜が広がっていた。 午後からは室蘭駅から中央商店街、港を経由して 母恋まで歩いた。街中でも人は少なかったが 初めて訪

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          17本

        記事

          moment作品紹介其の29 夕張 ハヤシシゲミツA4判48頁

          2024年7月10日快晴。 北海道旅行3日目、私は夕張にいた。 旅の目的は写真を撮る。 ただそれだけだった。 *夕張市  夕張山地と空知山地に跨る石狩炭田の南部に位置し、かつて市域に多くの炭鉱があったが1990年までに全ての炭鉱が閉山した。特産品の夕張メロンは全国的の有名でまた深刻な財政難は度々ニュース報道で知られたところである。

          moment作品紹介其の29 夕張 ハヤシシゲミツA4判48頁

          moment作品紹介其の28釜ヶ崎STREETノスタルジックな光と影 細見大悟A5判モノクロ32頁

          路地に光が射す。人の気配、生活を感じ、匂い、街の音が聞こえてくる。どの街にも光は等しく光は射すがその光と影、コントラストは街によって違うようだ。 光と影はその街の通りや建物、人、営み、思いをも映し出す。 作者キャプションより抜粋

          moment作品紹介其の28釜ヶ崎STREETノスタルジックな光と影 細見大悟A5判モノクロ32頁

          街景I、II 髙木松寿 B5版モノクロ205頁、195頁

          1995年から2000年の5年間に撮影されたモノクロ写真で構成された新作写真集。 去年発表された写真集「空の下I、II」の続編と言えるだろう。 髙木氏の眼差しは光と影、また普段の生活の中で私たちが見過ごしているさりげない物や事にむけられている。ハイコントラストなプリントから浮かび上がる質感、空気感は観るものを魅了する。

          街景I、II 髙木松寿 B5版モノクロ205頁、195頁

          moment作品紹介其の26 diaphane 飯井マユミ 7×7インチ(EP盤サイズ)64頁

          写真集「神創美鳥」に続く待望の新作。 詩を紡ぐように心象写真を紡いだ飯井マユミ初のモノクロ写真集 今月大阪で開催される関西最大級のアートブックフェア Art Book Osaka2024にて発売開始です。イベントの詳細は 下記のリンクよりご確認ください。 https://artbookosaka.com

          moment作品紹介其の26 diaphane 飯井マユミ 7×7インチ(EP盤サイズ)64頁

          moment作品紹介其の25 Dis communication イヌイジュン

          恥ずかしい旧式i-phoneによる写真集もついに3冊目。 今回のタイトルはこの写真集の発売と同時に開く 絵画展と同名のDis communication。 絵画はおまえとおれ、おまえとおまえ、おれとおれの関係は 全て分かり合えないのだ、とばかりに人物像で攻めてみたが、 おれの写真のテーマは都市だ。 都市が権力によってのみ立つ現代だと考えがちだが、 ヒトが権力とそして都市と決して分かり合えないのは この時代ではなく太古の昔からである。 作者キャプションより

          moment作品紹介其の25 Dis communication イヌイジュン

          moment作品紹介其の24 「音楽 -You Can't Always Get What You Want-」タカギトオル B5判 96頁(受注生産)

           本文•表紙ともに和紙にインクジェットプリント フルカラー版/モノクロ版 制作のプロセス全て作者本人による。 撮影から編集•デザイン•印刷•製本まで 全て自家製の写真集は、2010年PX3のBOOK部門silver prizeとなった「in the real」、2011年の「on the edge」以来、実に12年ぶりの制作。ネットプリント等で手軽に写真集を作ることが可能になった時代に逆行する、全て作者本人の手により制作された写真集です。最終ページには写真集制作時に流されてい

          moment作品紹介其の24 「音楽 -You Can't Always Get What You Want-」タカギトオル B5判 96頁(受注生産)

          moment作品紹介其の23 FUHEN 竹内彩乃

          データが消えても本は残る。そのとき感じたものを留めておける。だから本を作りたいと思った。  作者キャプションより Photo zine 糸綴じ製本

          moment作品紹介其の23 FUHEN 竹内彩乃

          moment作品紹介其の22 「IF THIS DOESN`T EXIST,HOW WOULD YOU EVALUATE IF? AYANO TAKEUCHI

          「もしこの場所(紙で隠された場所)が存在しなかったらあなたはどう評価しますか?」と問い続ける実験的作品。

          moment作品紹介其の22 「IF THIS DOESN`T EXIST,HOW WOULD YOU EVALUATE IF? AYANO TAKEUCHI

          moment作品紹介其の21猫街西成編、長本淳

          大阪に住んだことがない人間でも 一度は聞いたことのある地名「西成」。 簡易宿泊施設が集中する釜ヶ崎や元遊郭跡の飛田新地を含む かつての濃い大阪が残る街である。 まだ無機質な高層ビルに浸食されきっていないゆえに 路上で猫に遭遇することの多い猫街でもある。 そんな西成では、時折「猫しかいない風景」に出くわすことがある。 まるで昔からそこにいたかのように 飄々と景色に馴染み佇んでいたりするのだ。 その瞬間、猫こそがこの街の真の住人ではないか、という気がしてくる。 家と家の隙

          moment作品紹介其の21猫街西成編、長本淳

          moment作品紹介其の20 釜ヶ崎パッション 細見大悟

          釜ヶ崎では歌や音楽は皆のものだ。通りでも酒場でも歌や音楽に溢れている。 それは音楽へのパッションだ。私も三角公園のステージで演奏してきたけれど 公園に集まった人たちが音楽をとても楽しみにしていることをひしひしと感じた。 歌や音楽は、釜ヶ崎に住む人達にとって、楽しみであると同時に生きる糧、生きる力なのだと思う。そんな音楽の力、労働者と歌い手のパッションをこの写真集で記録したかった。   作者キャプションより抜粋

          moment作品紹介其の20 釜ヶ崎パッション 細見大悟

          moment作品紹介其の19 自影 髙木松寿B5判モノクロ100頁

           1995年から2000年に撮影された写真。自身の影を風景に移し込んだ作品群は心象的な風景でありセルフポートレイトでもある。このフォトジェニックな世界観を是非ご覧いただきたい。

          moment作品紹介其の19 自影 髙木松寿B5判モノクロ100頁

          moment作品紹介其の18 空の下Ⅱ 髙木松寿 B5判モノクロ205頁

           私の作品のそのすべての原風景はいつも心のどこかにある。ある「モノ」に心を惹かれ歩み寄るときファインダーに息づく光と影は私にとって既視感の世界なのだ。心の肖像が浮かんで来たからだろうか。私はそのシーンの追体験に漆黒の闇と白との階調にすべてを託す。私は、私のモノクロームの領域で時を透明化する。 作者キャプションより

          moment作品紹介其の18 空の下Ⅱ 髙木松寿 B5判モノクロ205頁