大学四年。ヒッチハイクをした時の話。
ヒッチハイクをした話。
当時大学4年生で部活を引退し自由時間
が沢山あった為社会人になる前に何かし
ようと思い、ヒッチハイクを思いついた。
私の周りにヒッチハイクを行っていた友人
がいたので少し興味があり、ちょうど富山の
友人に会いにいく用事があったので、ヒッチ
ハイクで行こうと決意した。
もちろん1人で。
ヒッチハイクで富山県まで行き、友人2人と合流する約束をした。
私自身一度決めたことは曲げないタイプ
で、特に何も考えず寝袋と服などを入れとけばいいかという浅はかな考えで準備をし、リュックに荷物を入れ当日を迎えた。
冬なのに。。
朝早く起きて、家の近くのインターチェンジに着いていざやるとなった時に
「本当にやるのか、、、」
と急に現実を考え、とてつもない不安に襲われたが、やるしかないのでスケッチブックに
富山行きという文字を書きインターチェンジの
前で通り過ぎる車にアピールしていた。
今考えるとよくやったと思う。
スケッチブックを見た方は驚いていたが、
当然乗せてくれるはずない。
恥を捨てて立ち続け1、2時間ほど経った時に
このまま終わってしまうのではないかという
不安に襲われた。
周りから見たらやばいやつだろう。
だか、周りと違ったことをするのがなぜか昔から好きだった。
2時間ほど経った時、1人の若い方が止まって
くれて群馬県の方まで連れていってくれると
言ってくれた。
すごく嬉しかった!
話すとなんと同じ年の方で地元も一緒の方だった。
ちなみにその人の運転は死ぬほど荒く、山道で何度も死にかけた笑
群馬県にある高速道路の手前の近くまで
連れていっていただき、お別れをした後
またスケッチブックの時間が始まった。
すると1時間ほどでインターチェンジまで
連れていってくれると言う方に乗せてもらう
ことができた。
その方は仕事の途中だったが昔ヒッチハイク
をしたことがあるらしく、見かねて乗せてくれ
ました。
感謝しかない。
そしてインターチェンジまで連れて行って
くれた!
インターチェンジは長距離トラックを運転
している方が多く、拾ってもらえる率も高
まる。
しかし、日が落ち始め冬の新潟で極寒の中での
乗せてくれる方探しが始める。
その時に食べた味噌ラーメンの味が忘れられない。
辺りが暗くなり、極寒の中外で寝ることも想定し始めた。
極寒の新潟で寝ることになるので、不安がつのる。
自業自得だ。
すると、トラックの運転手の方が声をかけてく
ださり富山県まで乗せてくれるとのことだった。
今考えたら奇跡だし、乗せてくれる方は
どれだけ寛大なんだと感じる。
吹雪の中新潟から富山まで連れていってい
ただきなんと1日で富山県まで着くことが
できた。
まさか1日で着くとは思ってなかったので、意外と行動すればできるものだと感じたのを覚えている。
ヒッチハイクを通して感じたことは
人の温かみだった。
そして、乗せてもらう側よりも乗せる側の
ほうが勇気がいると感じた。
普通だったら怖くて乗せないし、乗せる
という心の広さに感激し、自分もそのような
大人になりたいと思う。
二度としない。