声帯萎縮って何がつらいの?3選
おはこんにちばんは!
のんです。
前回の記事はこちら
今日は、前回お伝えした、
「声帯萎縮」において、具体的に、
こんなときつらい!こんなときもどかしい!
といったエピソードを3つお伝えしようと思います。
①相手に気持ちが伝わりにくい
「ありがとう!」「おかえり!」「はい!」
このような言葉すべて、言いづらいのが私。
というのも、声帯の筋肉が衰えていることから、
声帯を開いて閉じるという動きを瞬発的に行いづらく、
単発的な短い単語がスマートに発声できないのです。
瞬時に言葉が出ないことにより、
「ありがとう!」
と言ってもらえるものだと思っていた相手は、
「なんでお礼を言ってくれないのだろう」
「無礼な人だな」なんて思うこともあるかもしれません。
また、声のコントロールが効かないことから、
抑揚がうまく着けられず、声量もないことから、
感情が言葉に乗り切れなかったり、想いが伝わりづらい
なんてことがあります。
相手に誤解されていないか不安になったり、
自分自身が思考と言える言葉に生じるギャップに耐えきれず、
悲しくなる日々でした。
②電話対応が恐怖
声が不自由なく使える人にとって、
基本的な電話の受け答えは、
容易にできることかもしれません。
私も、小学生の頃の方が、
自信をもって対応できていました。
けれど、声に悩みを抱くようになってからは、
「もしもし」「はい、〇〇です」
「いつもお世話になっております」
そんな言葉すべてが言いづらく、
毎回言葉を恐れていました。
中でも、母音から始まる言葉、
最初の第一声、単発的な短い言葉などは、
言いづらいこともあり、
発声する前から恐怖やトラウマが
襲いかかっていました。
(母音の言葉例:「あ」りがとうございます、
「い」ってきます、「お」はようございます。など)
そして私の場合、
声に力が入りづらいことから、
首を押しながらでないと、
発声しづらいなんて日もあります。
声帯に隙間があることで、
「はい」と言うつもりが「あい」となってしまったり、
言葉が口から先に出て行かず、
言葉に詰まってしまうことも多々あります。
会社では常に不安がよぎり、
電話が鳴る前から自信喪失したり、
疲労感に襲われるなんてことも、日常茶飯事。
電話を人に聞かれていたりすると、
尚更プレッシャーも重なり、
声が萎縮して出なくなるという、
負のパラダイスでした。
今でも電話は苦手で避けてしまいがちですが、
自分の精神状態が密接に関わってくるため、
電話に出る時は、少し発声してみたり、
深呼吸してから出るようにしています。
③独り言もうまくいえない
発声障害の中でも、症状によっては
一人の時やリラックスしている時なら
問題なく話せる。という人もいるようですが、
声帯萎縮の私の場合、違います。
独り言でさえ、うまく言えないことが
ほとんどなのです。
会話など、
連続的に発声する言葉であればまだしも、
「はい」などの単発的な言葉はやはり苦手。
会社の研修や点呼のある日が近づくと、
夜な夜な天井に向かって「はい!」と
数十回つぶやく練習をしてから
眠りにつくこともありました。
(人が一発で言えるようなことが、
10回中、1回まともに言えればましなイメージ。)
不安にかられて眠りにつき、
朝も「おはよう」と一人で発声してみては、
不安からはじまる日々でした…。
.
いかがでしたか?
今回の3つのエピソードは、
本の一例です。
笑顔でふるまっていても、
死生観について考えては、
人生どうしたものかと、若くして悩んだりもしていました。
これからも多くの方と出会い、
つながりを大切にしていきたいと考えていますが、
声のハンデが考慮さない場に直面した際には、
まだまだ「うっ…」となってしまうことも
あるかもしれません。
こんな人間がいるのか…
何か違和感を感じたら、発言を強いるのではなく、
きちんと相手の気持ちを汲み取ろう。
なんて気づきの一つにでもなれば、
ブログを書いてよかったなと、
私も嬉しく思います。
いいねやコメントも、
とても励みになります。
次回は、「見えない障害」について、
私の見解をお伝えしようかなと思います。
最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました!
今日も
素敵な一日になりますように☀
お疲れ様でした☾
のん