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tasty_serval820
戦争は知らない世代
戦争を知らない世代です
だけど
子どもの頃には
まだ
戦争の傷跡が
残っていたように思います
それは
お稲荷さまへ
家族とお参りに行った時
参道の階段を上がる途中に
片足のない
日本兵の軍服を着た
男性が施しを求め
箱を前に置き
立っていました
その姿を
お参りのたびに
何度か
目にしました
また
別の神社でも
同じ姿を目にしたことも
記憶にあります
子どもながらも…
その事情が分かるような
気持ちになりました
そっと自分の祖母に
聞いたことがあります
『おばあちゃんは、
なんでお金を入れてあげないの?』
すると…
おばあちゃんの返事は
子どもの自分には
衝撃的でした…
露骨な表現なので
ここには書けませんが…
そうなの?
と思うのと…
何となく
そうな単純なことなのか…
それは
違うような感覚でした
あの男性にとって
まだ戦争は終わってない
そう感じました
戦争があったこと
戦争の恐ろしさを
教えてくれてるようでした
大人になり
改めて思うこと
2度と同じ過ちをしてはならない
戦争のことを何も知らないのに
分かったように言うのは
違うかもしれませんが…
終戦記念日が近くなると
あの日を思い出すのです…
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