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人生をキャンバスに見立てたら、どんなテイストの絵になる?
人生をキャンバスに見立てるとすると、何色のどんな画材で描かれた絵になるだろう。
モダンな作画か、優しい作画か、リアルな作画か?
絵の作画が色々あるように、人生の作画も様々だろう。
30を超えて、自分の等身大というのがようやく分かってきた。
30年かけて、ようやくだ。
今までは期待とか憧れとか嫉妬とか怠惰がごちゃ混ぜになって、自分の大きさをぼやかしてよくわからなかった。
でも、無用なこだわりがどんどんなくなっていって、その先に飾らない自分が残って。
思ったよりも大きくもなく、小さくもなく。
諦めとか寂しいものでもなく、あーこれくらいの大きさだったんだって思った。
そう思うと自分の身の回りにあるものが全て大切に思えてきて。
たった一人の素朴な自分が頑張って揃えたものなのかと思うと、大切に扱って損はないかなみたいな。
思い返せば、無理なんてする必要はなかったんだな。
一番消したかった自分らしさをはむしろ一番大切にすべきものだった。
憧れさせてお金を使わせようとする社会の思惑が、価値観みたいな顔してそのまま自分の中まで入ってきて、色付きフィルターを通して世界を見ているような感じだった。
30歳がきて、期限でもあったかのようにそのフィルターは抜き取られて、
世界は味気ないけれど、素朴な色合いで私の目に映る。
自分自身にも素朴な味わいを深く感じる。
楽しく、ほどほどに、朗らかに、ニコニコ。
静かで、優しく、柔らかく、ほんのりと生きていけたらいいかなと思っている。
世の中には、溌剌とした蛍光色のアクセントを加えたかっこいいモダンアートみたいなテイストの人もいると思う。
そういう人はそういう人生のテイストで行ったら良いと思う。
それぞれの作画、テイストを大切に。
私はどうしてもモダン、シンプルにとはいかず、朗らかなほんのりしたテイストが好みだ。
何色ともわからないようなベージュやら優しいピンクや緑で描かれたような作画。
はっきりしないけど綺麗な色合いが好きなのだ。
かっこいいからと言って突然傾向ピンクをぶちまけるとあれ、、?となるだろう。
だから、自分の好みのテイストに仕上げていったらいい。
バリバリ活動している人を見て、私の人生ってなんか損・・?とか思ったら、作画が違うだけなんだと言い聞かせようと思う。
自分の人生は自分らしいテイストがある。
だから、まあ。焦っても仕方ない。