読んだ本 『ホツマ・カタカムナ・先代旧事本紀 』
ホツマツタヱのことを知ったのは『なぜ発芽玄米食は身体にいいのか』という本の中に、古代日本人の叡智が凝縮されている書物として出てきたからです。 ホツマツタヱでは、天照大御神=アマテルは男性として描かれているということに対してはへぇ~と思いましたが、その時はあまり気に止めませんでした。
でもその後、よしりん(吉野敏明先生)の講演の中にも出てきたので、 軽く調べてみようと思いました。
ホツマツタヱのことのみを書いた専門書は難しそうだったので、この本を読むことにしてみました。
『ホツマ・カタカムナ・先代旧事本紀 -古史古伝で解く「太古日本の聖なる科学」-』エイヴリー・モロー著
“ホツマツタヱ”とは、100年頃に編集されたとされ、1775年に出現した書物。
日本の忘れ去られた古代文明の記録であると主張しているもので、聖なる古代文字で書かれている。
1万行を超える叙事詩が古代語に似た馴染みのない言語で綴られている。日本の神々や 英雄時代の君主を実際に存在した人々として描いている。
“カタカムナ文書”とは、先史時代に書かれたものとされ、1966年に出現。
教科書に載っているような歴史とは似ても似つかないもの。全体的に秘儀を記した文書であり、 太古の歌を書き連ね、 永遠といってもよいほど遥かな昔にさかのぼる全市的なエッジを伝える文書。
“先代旧事本紀大成経”とは、620年に編集されたとされ、1679年に出現。
旧事紀72巻本と呼ばれることもある、聖徳太子が見出した古代の叡智を示すもの。長きにわたり失われていた日本の歴史を記したもので聖徳太子の編集した完全版とされており、政治と宗教を調和させた良き社会の綿密な計画や予言、法律、楽曲も含まれている。
公的に認められている日本の歴史は古事記と日本書紀に記載されているもののみで、上記三つやその他多くの文書は偽物として扱われています。
しかし著者(アメリカ人)は下記のように問いかけています。
どうして極東の島国にこれほど多様な古文献や神代文字が存在しているのか。それが真実でないとするなら、なぜわざわざ捏造したのだろうか。
しかもそれぞれが太古のすばらしい社会の叡智を伝えようとしているように見えるのはなぜなのだろうか。
いったい誰がどんな権限で正史と偽史を区別するのだろうか。
→ほんまにその通りですよね。 矛盾があるといえば古事記や日本書紀、聖書や法華経にだってある。 時の権力者によって都合の悪い文献は焚書や改ざんがなされるのはおそらくどの国でも行われてきたのでしょう。印刷機やコピー機がない時代ではそもそも冊数が少なく、簡単に情報を曲げることが出来たんでしょう。
これだけ発達した現代でも情報統制が行われ、大半の人が騙されてるんだから。
私どもが歴史を学ぶのは、自分が「何であるか」を知るためと言ってよいでしょう。とするなら、古史古伝を学ぶのは、私どもは「何になりうるのか」を知るためなのです。
→今は自分が何者であり、何のために生きているのかわからない人が増えて、生きる目的を見失った人がなんとなく自殺してしまう日本になってしまった今ではとても深い言葉です。