メトロポリタンカフェ
何ヶ月か前、時々利用するコヒーチェーンの店でのこと。
隣の席で、名義貸し詐欺の勧誘をやっていたという話は前に書いた。
記事を探したらもう半年も前の話なのだな。
で、半年ぶりにその店に行ったら、入り口に「ネットワークビジネスと長時間の居座りお断り」という張り紙が出ていた。
喫茶店という場所で、なんとなく無粋ではあるが、しかしチェーンのコーヒーショップともなれば、これ以上の対応は難しいのだろうなと思う。
何かしてくれただけでも、少しはマシだろう。
まぁ自分の目撃した案件は、ネットワークビジネスではないのだけれども、入り口にこれが貼ってあるだけで、多少の抑止効果はあるのかな、などと考えるのは甘いのか?
甘いかもしれないな。
とにかくあの時、帰りがけに店員に告げることしかできなかった自分としては、少しだけ救われた気がした。
実際には被害者がいるのかもしれず、多分何も救われていないのだが、それはまた別の話だ。
さて、今日の隣の席は、インテリ然とした外国人男性と日本人女性の組み合わせ。
よくある外国語レッスンのようだった。
ただ、聞くとはなく聞いていると、どうも英語ではない。
女性がたどたどしくテキストを読み、それに対して男性がダメを出したりしているわけだが、あまりにたどたどしいので、何語なのか見当もつかないのだ。
しばらくして、セルゲイという人名が出てきた。
どうやらロシア語なのだと納得し、ようやく落ち着いてコーヒーを口にできた。
めでたしめでたし。
あっ、自分の名誉のために。
いつも隣の会話に聞き耳立てているわけではないですよ。
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