お仕事前夜
明日は、またまた絵画教室の代理講師として駆り出される。
前回出講した時、「もうしばらくはお会いすることもないと思います」なんておどけて笑いを取ったのだが、2週後にまたしれっと出てくるというのは、いったいどんな顔をすればいいのか?
まぁ相変わらず細かいところは丸投げなので、好き勝手に教えて構わないところは、気が楽といえば楽だ。
しかしだからといって大枠を外すわけにはいかない。
明日は静物水彩と決まっているので、モチーフの選定からやらねばならぬ。
好き勝手にやるんじゃなかったのか?
いやいや、物理的な予算という壁が立ちはだかっているのである。
大きな声では言えないが、提示されたモチーフ代と、私のバイト代と、集まっている皆さんの数と、集める会費の額などを総合して考えるに、誰かがどこかでそれなりの利益を得ているように思う。
大人なので、その辺りを追求してもしょうがないとは分かっているが、おじさんは、あと2000円くらい余計にもらってもいいと思うぞ。
とはいえ、手を抜くわけにもいかないので、それなりに考え、時間外労働の手間までかけて、明日の準備に余念がない自分。
安く、使い回しが効き、かつ目新しく、技術向上にプラスであるようなモチーフを目指して、ここ2週間ずっと悩んできたのだ。
偉いぞ俺。
誰も褒めてくれないから自分で書く。
普通ここまで手をかけないぞ。
で、この努力が生徒さん方に伝わるかといえば、どうなのかなぁ・・・。
とにかく偉いんだ。
たぶん、おそらく、きっと。