200ポイント
12月だったかに、noteの有料記事購入に使えるポイント付与というのがあって、200円分ばかりポイントがついた。
これは全員の特典なのか、あるいは有料記事を買ったことのない人間に対する特典なのか、またはもっと何か別のご褒美でもらえたのか、よく説明を読まなかったので分からない。
多分みんなもらっているのではないかと思っている。
で、今日のこと、あと3日ばかりでポイントの有効期限が切れますよ、というご案内が来ていた。
どうやら期間限定であったようだ。
人間心理として、無料なら何かに使ってみようという気になる人は多いと思う。
だがどんな記事を購入したらいいか分からない。
さてどうしたものかと考えたのだが、これを逆手に取って商売する人間もいるのではないかと思い当たった。
つまり、「濡れ手で粟の200ポイントを使うべき記事」みたいなタイトルをつけて、自分で有料記事を書くのである。
そうすると、私みたいになんでもいいから使ってみよう、という人間がたくさん釣れるのではないかという、まぁ悪だくみである。
だかしかし、どういう記事を書けばいいのだろう。
「みなさん! 200ポイントあと数日で消えてしまいますよ。使ってみたいですよね? でもどんな記事を購入すればいいのか、わかんないですよね。そんな方にはこれ、さぁここから先は200円ですよぉ。」
問題はまさにこの先だ。
「では、楽して稼ぐ方法を」
そんなの知っていたら200円じゃ売らない。
「放っておいても、異性が寄ってくる秘密」
だからそんなの知らないって。
「競馬予想」
「この冬の園芸情報」
「都内北区の美味しい中華屋」
「知り合いらしいがよく思い出せない人に挨拶された時の対処法」
「硬筆書道豆知識」
「今は廃校になった我が母校、大畑小学校の校歌3番まで」
などなど、いろいろ考えたが、ロハで手に入れた200円を投じて特に後悔もせず、恨みも抱かれないような、ちょうどいい塩梅の情報というものがどうにも思いつかない。
まぁ私が考えるようなことはきっとみんな考えているだろうなと、ちょっと検索してみたら案の定、山ほど出てきたので、やはりこの生き馬の目を抜くような世界で私がのし上がるのは無理なのだと思った。
オチのない話ですまない、無料なので許して欲しい。