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#13【follow】の使い方を学んだ誕生日のメッセージ

初夏から定期的にレッスンを受けているアフリカの先生。



その彼が先日、誕生日を迎えた。

誕生日の2日前にレッスンの冒頭で、

「2日後、僕の誕生日なんです。」

と嬉しそうに教えてくれた彼に、次のレッスンでお祝いのメッセージを伝えようと考えた。

いつも自信に満ち溢れ、自分の意見を堂々と述べるこの先生から、

「年を取った。」

と、珍しくネガティブな表現を聞いた事が、気になっていたからかもしれない。

誕生日の2日後、レッスンを予約し、レッスンの予習と共に、お祝いのメッセージも準備した。

レッスンが始まり、挨拶を終えた後、私が、

「誕生日のメッセージを伝えたいのですが…。」

と言った所、先生は喜んで聞いてくれた。

私は、

You are still young.
 You can do anything.
Steve Jobs said,”Life is limited.”
If you find anything you want , Please try it.

先生はまだ若いので何でもできますよ。
「人生には限りがある。」とスティーブ・ジョブズも言ってました。
だから何でもやりたいことを見つけたら挑戦してください。

と用意したメッセージを伝えた。

こんなありふれた年長者からのメッセージに対し、お礼と共に、

I'm going to try and follow it.
出来るだけ従ってみます

と返してくれた。

こう言う時に、【follow】を使って返したら良いのだと知った。

【Life is limited】は私自身も実感した言葉で、最も伝えたかったことだ。

でも私の気持ちを話して、先生を暗い気持ちにさせる訳にはいかないので、スティーブ・ジョブズのメッセージにすり替えて伝えた。

アメリカンジョークが好きな先生が笑ってくれて嬉しかった。

自分で言っておいてなんだけど、ありきたりなメッセージだなと思った。

きっとすぐに忘れてられてしまうだろう。

でもそれで良いのだ。それが若さだと思うから。

忘れてしまうくらい、夢中になれる事を見つけて欲しいと願っている。













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yatch
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