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続・語学における多読のすすめ
こんにちは。こんばんは。はじめまして。寝みみにみみずくです。
この前、多読に関するブログを公開しました。あれ以降、わたしの多読遍歴に変化があったのでご報告させていただきます。
フランス語の多読本を1冊読み切った
前回借りたフランス語の多読本を、1週間かけて1冊読み切りました。これまで英語の多読は経験があったのですが、フランス語は初めてでしたのでとても新鮮でした。1週間どのように読み進めたか、読んでいて感じたことなどをお話しします。
フランス語の多読本の進め方
①大学の図書館で本を借りた
本当ならここに実際に読んだ本のAmazonリンクなどを貼りたいのですが、検索してもなかなか見つけられなかったため断念しました。
今回もまた、1番下のレベルのものから借りました。見た目も非常に薄〜い本です。
②すべてを理解しようとしない姿勢で読み始める
実は、本を借りてから読むまでに3日ほど躊躇していました。どうせ何もわからないだろう、と諦めていたからです。
しかし、何も分からなくてもいいからとりあえず開いてみよう、という気持ちで読み始めたところ、案外読めてしまうことが分かりました。
全部の単語・文法はわからなくても、例えば超基本単語(わたし、あなた、など)は覚えていますし、中には英語に非常によく似た単語もあったため、ある程度意味を推測することもできました。
ただ、やはりわからない単語は頻出し、本の内容が全く追えなくなるという現象にもなりました。
③知りたい単語をメモしながら読む
全て読み飛ばしていたわからない単語のうち、物語のなかで何回も登場する表現が現れ始めました。そうすると、さすがに調べないことには文脈が追えなくなってしまいました。
でもわからない単語に会ってその都度辞書を引くのは大変です。
そこで、わからない単語はとりあえずメモしながら読み進めることにしました。あとで調べればいいや、というスタンスです。
わたしはロルバーンノートにメモしながら読みました。今回の多読では、一章読み終えたら書き留めた単語を調べる、というサイクルを繰り返しました。1番低いレベルの本とはいえ、わからない単語は大量にあったため、初めは少し凹みました。
読んでいて感じたこと
フランス語の多読という初の試みにて、いくつか感じたことがあったのでここに書いていきます。
①そもそもフランス語の多読教材が少ない
大学の多読コーナーには、圧倒的多数の英語の本があり、その他の言語は非常に少なかったです。ただ、置いてある限りの教材を使うだけでも十分力になると思うので、引き続き励みます。
またフランス語には、権威あるフランス文学作品がたくさんあります。ある程度レベルが上がったら、文学作品をフランス語で読めるようになると教材には困らないのかもしれません。
②他のフランス語学習と並行すると効果が大きい
多読オンリーで学習をすすめるのはある程度限界があると思います。わたしのおすすめは、一度基本文法・単語を一周してまだ記憶が定着していないタイミングに始めることです。
また、今回は多読以外にも単語の暗記、文法の復習、練習問題などの演習も行っていました。その際に学習した単語・文法がたまたま多読本に出てくるということもあり、記憶の定着に大いに貢献しました。逆に、多読本にてよくわからなかった・忘れていた文法を演習中に学習して定着した、という現象もありました。
③1回に読む量は少ないほうがよい
前回のブログで触れたのですが、多読のデメリットは眠くなる・モチベーションが続かないでした。
今回の多読も、始めてすぐの頃は何時間も連続して読んでいたのですが、慣れてくると飽きがきてしまいました。最終的には1回30分程度で、1日に3回行うというスタイルに落ち着きました。
この方法だと、眠くなる・モチベーションが続かないというデメリットが克服できました!
最後に
現在、2冊目のフランス語多読本に挑戦しています。相変わらず根気のいる学習ですが、明らかに自分の読むスピードが上がっていると感じています。また、リーディング問題の正答率が高くなったという感触があります!
引き続き励みます。
ではまた!