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海士にいる人たち

私は今、隠岐島の海士(あま)町におてつたびを利用してEntôというホテルに来ている。

おてつたびとは…?
となった人は是非、前回の記事を読んでもらいたい。

今日は私が実際海士町に来てみて面白いと思った移住政策について、体験者の人から聞いた話を紹介したい。


海士町には実に様々な移住者がいる。
島の人口の約2割を移住者が占める隠岐島海士町にはユニークな移住政策がいくつかある。

  • 島体験
    隠岐島前3町村(海士町・西ノ島・知夫村)で、仕事や普段の暮らしを通して、島を知ることができる3ヶ月の滞在型インターンシップ制度

  • 大人の島留学
    隠岐島前3町村(海士町・西ノ島・知夫村)で、仕事や普段の暮らしに挑戦できる1年間の就労型お試し移住制度

  • マルチワーカー(複業)
    季節ごとに、畜産業や水産品の加工、ホテルやカフェでの仕事など、職場を変え、地域で求められる多様な仕事や働き方を実現

移住支援の詳細内容はこちら。

私が今おてつたびで来ているEntôにも多くの移住者・島留学・島体験で働いている人がいる。

中でも気になったのが、複業としてホテルに勤務している方。
海士町複業協同組合に正社員として所属しており、日によってホテルで勤務する日もあれば島の高校で働いたり、畜産農家でも勤務していた時期があったそう。

なので、毎週の勤務日程が固定ではなく
様々な場所で自分の居場所があり、多様な仕事を経験できる。

そして、働き方も自由な部分が多く
彼女曰く複業は“フリーランスのような正社員”らしい。
ん〜なんていいとこ取りな言葉なんだ…!

正社員としての雇用の安定性や社会保険が整っている面もありつつ、複数の職場で働く日数や時間も自由度が高い。

その方は2週間ほど帰省のために休みをもらったり、実際来月はその方もおてつたびに参加するそう。

おてつたびに参加すると、こんな
思ってもみない働き方をする人との出会いもある。

ひとつの企業に所属し、そこで求められるスキルを上げていくやり方もあるし、それが今はスタンダードかもしれない。

でも、どちらかというと私は
どこにいてもどんな環境でも、自分の生活が保てるような人生のサバイバル力を高めていきたい。

それを叶える一つの方法が、海士町の複業制度なのかもしれないと思い、
また一つ新たな選択肢を得たのだった。

海士にきて、いろんな関わり方でここにいる人たちを見ていると自分のやりたいことや生活と仕事のバランスをうまく取っているなと思う。

働き方は多様でいいし、自分で自分の働き方を作っている人たちがこんなにもいると知り勇気づけられる。

まだまだ紹介したい面白い働き方をしている人もいるのだけど、
それはまた追々。

▼滞在2日目の様子

朝食キャンセルがあったため賄いでいただいた
鰹の出汁茶漬け
ホテル内にある島の読書スペース
後鳥羽天皇が祭神の隠岐神社へお散歩

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