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PBR1倍割れ解消推進ETF
ETFの概略
どんなETFか?
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PBRが1倍未満である銘柄のなかから、利益水準や財務状況、取引所における流動性等を当社独自の観点から総合的 に勘案し、投資銘柄を選定することにより、投資信託財産の成長を目指して運用を行うアクティブETF(上場投資信託)です。
昨今話題となっている1倍割れ銘柄に分散投資をするETFのようです。
PBRが1倍を超えたらどうなるのか?
投資対象はわかりましたが、ここで気になるのがもし1倍を超えたらどうなるのかということです。HPの内容を簡単にまとめると、投資銘柄のPBRが1倍を超える場合、株価や市場状況と合わせて検討し、保有継続か売却かを判断するようです。また、日本市場が改善し、PBR1倍越えが当たり前となった場合は、今後もPBRの上昇を見込める銘柄に投資をするようです。
このETFの良いところ
PBR1倍割れ銘柄は株主還元強化が期待できる
東証のPBR1倍割れ解消の要請を受けて、様々な企業が株主還元強化に乗り出しました。私の持ち株で言うと、長年1倍割れしていた三菱UFJは今期28%の増配を発表し、株価も急騰しました。このように今後も様々な銘柄で株主還元強化が行われることが期待できます。
低額で分散できる
売買単位が一口単位であるため、低予算でも売買でき、簡単に分散投資を行うことができます。
分配金支払い月が9月である
日本企業の多くは分配金支払い月が6月と12月となっています。私の持ち株も8割以上が6、12月です。そのため、分配金月の分散という観点からも投資価値はあると思います。
このETFの悩みどころ
信託報酬が高い
信託報酬が0.9%と高いです。仮に年利4%で運用できたとしても、約3%の利益にしかなりません。この差はとても大きいと思います。ちなみに米国高配当ETFの信託報酬は0.06%であるのでその高さは明らかです。
アクティブETFである
とあるデータによると日本のアクティブETFの6割はインデックスに負けるようです。裏を返せば、4割を引けば勝てます。ただ、確率論で言えば負ける可能性の方が高いです。
分配金が年一回
高配当株投資がメインの私からすると分配金が年一回というのは少し寂しいです。
まとめ
昨今のブームに乗っかったとても魅力的なETFだと思います。ただ、9月の上場と同時に購入する勇気はないのでしばらくは様子を見ようと思います。