
メローニ首相、渾身の保守スピーチ at CPAC 2025
2025年2月22日、CPAC(保守政治活動協議会)でメローニ首相がスピーチを行った。CPACとは、全米の保守主義の活動家・政治家が出席する大会だ。
世界中から保守系の政治家も参加する。
そして、この大会にイタリアのメローニ首相も参加し、渾身の保守スピーチを行った。
彼女は言った。
『私たちは自分たちが何者であるかを決して恥じることはない。』
『根付いたアイデンティティがなければ、私たちは再び偉大になることはできない。』
キャンセルカルチャーやウォーキズムが吹き荒れた世界で、保守勢力が結集しつつある。
彼女は、こうも言った。
『自分たちは孤独ではない。』
希望しか見えないこの会場で、彼女のスピーチを聞いた時、あなたは何を思い、何を感じるのか?
最後に私見を述べた。
Prime Minister GIORGIA MELONI'S Full Speech at CPAC 2025
マーク、ありがとう。マーシー、ありがとう。
CPACの皆さん、おはようございます。お元気ですか?
ご挨拶の機会をいただき、誠にありがとうございます。
ご来賓の皆様、そして何よりも、CPACの素晴らしい皆様に感謝申し上げます。この会合がどれほど私にとって重要であるか、ご存じでしょう。
たとえ遠方からでも、この会合を欠席するわけにはいきませんでした。
そして本日、私はイタリアという、素晴らしい国を代表する首相として、誇りを持って皆様にご挨拶申し上げます。
米国と深い、揺るぎない絆で結ばれた国です。
そして、この絆は歴史と共有された理念によって育まれてきました。
そして、何世代にもわたってアメリカの繁栄に貢献してきた、数え切れないほどのイタリア系アメリカ人によって体現されています。
ですから、彼らに感謝の意を表したいと思います。彼らがイタリアの情熱、創造性、才能の素晴らしい大使であることに感謝します。
この素晴らしい国イタリアに、私は全力を捧げます。
わが政府は、イタリアが国際社会で正当な地位を取り戻すために、たゆまぬ努力を続けています。改革、近代化、そして世界的なリーダーとしての役割の回復に取り組んでいます。
私たちは、再び世界を驚嘆させるようなイタリアの建設を目指しています。
言わせてください。私たちはそれを証明しています。
主流派のプロパガンダ機関は、保守政権がイタリアを孤立させ、世界地図からイタリアを消し去り、投資家を追い払い、基本的な自由を抑制するだろうと予測していました。
しかし彼らは間違っていました。
彼らのストーリーは偽物でした。
現実には、イタリアは繁栄しています。
雇用は過去最高を記録しています。
我が国の経済は成長しています。財政政策は軌道に戻り、不法移民の流入は昨年だけで60%減少しました。
そして何よりも重要なのは、イタリア人の生活のあらゆる側面で自由が拡大していることです。なぜなら、私たち保守派は有言実行だからです。
正しいことを行います。
信じるもののために戦います。そして、人々を信頼し、恐れません。
政府が国民を教育すべきだと考え、国民が求めていない政策を押し付ける
グローバリストのエリートとは異なり、私たちは民主主義を信じています。
私たちは国民に仕え、国民を支配しません。
CPACは、この戦いを理解していました。
そして、改めて、そのことに感謝したいと思います。
最も厳しい局面でも、決してあきらめる事はありませんでした。
新たな勝利のために戦い、沈黙を強いられていた何百万人もの人々に声を届けるグローバルなネットワークを構築しました。
そうすることで保守派の人々が「自分たちは孤独ではない」と気づくことができました。
私たちは孤独ではないのですよね?
CPACは理解していました。

CPACは、他の多くの人々よりも早くから、保守的な価値観をめぐる政治的・文化的闘争が単にアメリカの闘争ではないことを理解していました。
それは西洋の闘争なのです。
私は今でも西洋を信じています。
単に地理的な空間としてではなく、文明としてです。
ギリシャ哲学、ローマ法、キリスト教の価値観の融合から生まれた文明です。何世紀にもわたって、多くの人々の才気、エネルギー、犠牲によって築かれ、守られてきた文明です。
「西洋」という言葉を使うとき、私たちは、個人を中核とし、生命は神聖であり、人はみな平等かつ自由で生まれ、法はすべての人に平等に適用される。主権は人々にあり、自由は他の何よりも優先される。
これが私たちの遺産であり、私たちは決してそれを謝罪することはない。
あなたに質問したいのは、この文明は今でもそれを定義する原則と価値観を守ることができるのか?
今でも自分自身に誇りを持つことができ、自らの役割を認識できるのか?
私は、できると思います。
だからこそ、西洋を外から攻撃する者たちや、キャンセルカルチャーやウェイクドイデオロギーというウイルスを使って内側から妨害する者たちに対して、私たちは声を大にしてはっきりと、
『We will never be ashamed of who we are.』
(私たちは自分たちが何者であるかを決して恥じることはない。)
と伝えなければならない。
私たちは自分たちのアイデンティティを肯定する。

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