石破を降ろす方法はあるか?
今回は石破を降ろす方法に関して検証したい。
自民党党則には、総裁を降ろす手続きが存在する。
第二章 執行機関 第一節総裁及び副総裁 6条4項
総裁の任期満了前に、党所属の国会議員及び都道府県支部連合会代表各一名の総数の過半数の要求があったときは、総裁が任期中に欠けた場合の総裁を公選する選挙の例により、総裁の選挙を行う。
ようするに、自民党議員と自民党都道府県支部連合会代表各一名の合計で過半数の要求があれば、総裁から降ろせる事になる。
しかし、高市さんと石破との総裁選決選投票で都道府県議連の票は
高市:21票
石破:26票
と高市さんの方が少なかった。
岸田の裏切りにより、国会議員票も高市さんの方が少なかった。
しかし、選挙に惨敗したため、石破に投票した者の中から、高市さんに鞍替えする者も出現するはずだ。しかし、安倍派は今回の選挙で30人以上を失っている。落選だけでなく、自民党の公認を得られなかった者や立候補を辞退した者もいるからだ。そのため、衆参合わせれば、安倍派が今も一番多い派閥ではあるが、前回よりも分が悪いのだ。
だから、国会議員及び都道府県議連で過半数に行くかは微妙である。
過半数に届く可能性もあるが、届かない可能性もある。
そして、この総裁を降ろす手続きを開始したところで、仮に失敗したら、石破は強権を発動し、この動議の主要メンバーを除名するはずだから、勝ち負けが微妙な状況では及び腰しになるはずだ。
そう簡単な事ではない。
しかし、仮にこの動議が成功し石破を総裁の座から引きずりおろす事に成功したとしよう。
この場合、どうなるか?
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