ハイエクの警告～それは現代社会への警告だった～

ハイエクといえば共産主義を論破した『隷属への道』が有名だが、もう１つ重要な論文がある。
彼がノーベル経済学賞を受賞した際の受賞講演だ。
これは『The Pretence of Knowledge（見せかけの知）』としてハイエク全集にも掲載されている。このハイエクからの警告は、経済学批判でもあり、現代のあらゆる事象への警告でもあった。例えば、温暖化問題や、LGBT問題への警告でもあるし、他の多くの現代の経済政策への警告でもあった。この演説の中から重要箇所を抜粋しながら説明を加え、最後に、現代に何を問いかけているかを論じたい。
世界は、ハイエクを何も理解していないし、ハイエクの警告を、世界は無視し続けてきた。

最後に、この演説の全訳と、演説を記載するサイトへのリンクを掲載した。抜粋した重要箇所は分かりやすく意訳したので、正確な訳に興味のある方は、この最後の全訳を参照頂きたい。
では、ハイエクの世界へ！

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