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お口の健康と発達障害

身体的な「快不快」に鈍感である

少し恥ずかしい話ですが、子供時代の私は歯みがきする習慣がまともにありませんでした。口の中で不快感を覚えてもきちんと対処せず、適当な磨き方やうがいだけで済ませていました。

昔見ていた教育テレビの番組で、ある力士さんが「歯みがきを全然してないけど一度も虫歯になったことがない」と言ってたのです。今思えば、教育テレビで流すことかよと。

だけど他の子供たちが虫歯になっているにも関わらず、私は虫歯ではなかったので「そういう体質的な話なのかな」と当時は漠然と考えてました。

そのまま何かを食べることが恐ろしいと感じるようになったのは、問題が起きてからでしょうか。
20歳過ぎてから歯茎から出血するようになり、痛みと不快感と共に、歯肉炎になっていることに気づきました。
その時初めて、歯が抜けるかもしれないと恐怖を抱くようになったのですね。

何か食べ物を口に入れることを極端に恐れて、強迫的になっていた私は一時期お茶だけで半日過ごしたり、念入りにブラッシングをして歯間ブラシを使っても不安が拭いきれない有様でした。

マウスウォッシュよりも、柑橘類のほうが口内の浄化効果が高いと聞いて、最初は反感を持ちました。

子供だとグレープフルーツのように苦いものは受け付けない傾向にあるので、単純に酸っぱい柑橘類を食べることを避けていたのです。

発達障害の傾向があると、感覚過敏は概ね持っているそうです。幼稚園の頃、私はイチゴが特に苦手だったので、出された時は泣きながら食べていました。市販のイチゴは農薬の問題もありますし、子供の野菜・果物嫌いは硝酸態窒素が関係してることも多いですが。


身体的センサーの欠如

発達障害の人が身体的センサー=感知能力に問題があるとすれば、歯みがき(口の中の快不快に関すること)も同じです。それを指摘する人は案外居ないかもしれません。

なぜ身体的センサーの感知能力に問題があるのか?と言えば、左脳(防衛機制)が関わってると考えられます。防衛機制といえば、「想像力の欠如」なども該当しますが、この点は後にしましょう。

また、防衛機制が働くと自律神経系に影響を与え、睡眠に問題が出やすくなります。交感神経が優位になれば、肺や口で呼吸するようになり、姿勢悪化や不注意の原因となるでしょう。

あごで噛めない現象が、寝たきりという運動障害と認知症という
脳障害の中核的な原因なのです。

島田さんの話によると、いったん不健康になると良くしようとは思わず、同じ状態を「再現」するのだそうです。これは防衛機制の話と被ります。

しかも、発達障害というのは若年でありながら潜在的な「運動障害と認知症」を引き起こしてる症状だと言えます。

もちろん、これを単純な善悪で測ることはできませんし、遺伝的要因は大きいです。本人の問題ではなく防衛機制が働く「一つの現象」だと割り切ってしまうことが重要なのです。しかし、自他境界が曖昧になると「過剰な免疫反応」と同じように「良い作用」をもたらす物に対しても攻撃的になってしまいます。

発達障害の改善に至るプロセスは、身体的センサーの回復と大いに関係があります。
「あごで噛めない問題」が、姿勢や口呼吸にも影響を及ぼすことは想像に難くありません。


口呼吸が見た目にも悪影響?

また、発達障害の傾向がある人は「容姿的魅力に劣りがち、幼くて中性的」という独特な外見や雰囲気に当てはまることが多いとされています。
そうなる原因が姿勢悪化や口呼吸と関連付いてるのは当然で、「自信なくて暗そう」という印象を抱かれます。

人は容姿を判断するとき、意外と細部までは見えていなくて、雰囲気で「この人は陽キャか、陰キャか?」と区別してるのかもしれません。(本当に端正な顔立ちをしてるかはそこまで重視されないかも……)

野生動物が「この個体は強いか?」と判断するように、熊だって高齢者など弱っている者ばかりを襲います。

「実際に強いか?」は別として、生命的な明るさやエネルギーが本能的に序列を生み出しているのですね。

幼少期に防衛機制を強めると認知機能が偏り、身体的センサーに問題を抱えやすくなる。「治す」というのは再び「明るい」状態へと戻すこと。

変に哲学的な話へと脱線しましたが、今回の話は締めくくりましょう。

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