《現代詩》乗り越えたくて
何を恐れているのか
何に怯えているのか
結局のところ
自分自身がわかっていないじゃないか
理不尽に怒鳴られたって
見え隠れする悪意に気づいたって
どうすることもできない
ただ誇りを持て
風にたなびく巨大な旗のように
ゆらゆら揺れ動いても
簡単に飛ばされるな
ちっぽけな自分
確かに
ここにいるじゃないか
貶されても
無視されても
風に向かい立つ気高いライオンのように
たてがみ靡かせ
何が起きるかわからなくても
槍が飛んできたら
素早く己の身を翻せ
時代は進んでゆく
あっという間もなく
変化に逆らうことなく
風のように
そう
流れるように生きよ
この混乱めいた
右往左往し続ける
同調圧力
古びた価値観の押し付け
負のレガシィ
ヤツに気付かせろよ
空までそびえ立つ
高い鉄格子の壁
乗り越えろよ
おい自分
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