《現代詩》群衆のひとり
ふと目覚めた
もう昼過ぎだった
風が心地好かった
それなのに
もう外出は諦めた
気圧配置と頭痛の関係性
今日は土曜日じゃないか
人手が多いのに出掛けるなんて
エブリデイさびしんぼう
サムタイム群衆の中
いつもいつだって
群衆のなかのひとり
いつもならば
買い物に出掛け
退屈な家から
逃避行
うるさい連中とは
難聴気味と騒音の関係性
カフェは僕のシェルター
みんなが他人で気にしちゃいない
エブリデイさびしんぼう
サムタイム群衆の中
いつもいつだって
群衆のなかのひとり
エブリデイさびしんぼう
サムタイム群衆の中
みんな誰だって
群衆の中のひとり