「ヒロシのぼっちキャンプ」がなんともいえず癒しで萌えな件。
「これはヒロシが自分のためだけに ひとりぼっちでキャンプをする番組です」
自分だけのために、のところがポイント。
BS-TBS放送の「ヒロシのぼっちキャンプ」。私が長年勤めた会社を勢いで退職し、その後すぐ工場で働いてみたもののそこを辞める時ブラックないざこざがありまして(私のことはどうでもいいですね)。見始めたのはちょうど人生に疲れ果てていた昨年の秋くらいのseason4から。以前から芸人のヒロシが一人でキャンプをやっているのをひたすら流すyoutubeのことは知っていましたが、テレビで番組があったとはつゆ知らず。ふとBSの旅番組を検索していたら見つけたのです。じっくり鑑賞したいのでリアルタイムではなく録画で見ます。
「ヒロシですヒロシですヒロシです、、、」
昔「エンタの神様」という番組を見ていましたらひとりの物悲しそ~な金髪の青年が、物悲し~いBGMが流れる中、これまた物悲しそ~に「~とです。ヒロシです。」と熊本弁で物悲し~薄幸なエピソードをブツブツいうのがツボでした。終わりに自分の名前をリピートする前述のつぶやきがこれまたおかしくておかしくて。ねえ。
そんなこれまでの芸風プラス結構苦労人、元ホストというヒロシのアンダーグラウンドなイメージとひとりキャンプというどこかワイルド味溢れるアウトドアな趣味とのギャップがすごく新鮮で私の中では好感度急上昇でした。
私自身好きなことといえば読書や音楽鑑賞、映画鑑賞、絵を描くこと、今はハンドメイド、というかんじですべてインドア。小さい頃親に公園や海などによく連れていってはもらったものの、チョロチョロっと遊び学生時代はスポーツもほぼやらず。
大学を卒業した頃、友人たちと筑波山の中頃から頂上へ登った時、斜面に大きな石ころがゴロゴロ転がった足場の悪い場所を「怖いわー」と恐る恐る歩いていると「◯◯ちゃん案外都会っ子だねー」と友人にからかわれたことがありました。
そんなわけでヒロシのようにひとり大自然の中キャンプをやりたいか?といわれると、、、。
自然は好きだが、テント張ったり火をおこしたりはちと面倒、虫は寄ってくるし、熊さんに出会ったりしたらと思うと、、、。
じゃなんでこの番組が私にとって癒しで萌えなのか。それは「自然の中にいるヒロシが自分のためだけにキャンプをしている」から。
ヒロシがキャンプ場に行く前に食材を地元の小売店で調達する場面。キャンプ場に到着し、その日のご飯を作る場面。近くにいるスタッフに対して、とも画面の向こうの私たちに対して、ともとれる「~だよね?」「~じゃね?」という問いかけ。カメラを意識しつつ独り言のようにつぶやくのがよい。炎を見つめる死んだような目もよい。
そして気に入った場所にテントを張りそこからまた気に入った風景を見つけ。ヒロシにはヒロシ独自の「萌え」ポイントがあるらしく。
自然の中で自然に横たわる枝、切り株、苔その他エトセトラの傍らにランタンやら店で買ったロウソクやらバラの鉢植えやらその他エトセトラを配置して
「、、、萌えだね。」
というセンス。わかる。しかしあるときは雨やら風やら曝しまくった樹木や苔や藻といった自然の賜物の上に食べ物、菓子パンやにぎり寿司等を直に置くっちゅーのは果たして衛生面でちょっとどうなのよヒロシ、、、。
しかーしこの番組のアコースティックなオープニング&エンディングテーマソングも味わい深いし、画面に映し出される山や川や植物、死んだような目なのに楽しそうにキャンプしているヒロシを見るのもまさに私にとってなんともいえず癒しで萌え、なのであります。
そしてヒロシ情報。私は拝見してないがどうやら徹子の部屋でヒロシが一軒家を購入したと白状したとのこと。
いくら儲けたからって~孤高なさすらい芸人(?)のヒロシが家買っちゃダ~メだって~(ヒロシ風に)。いや、ヒロシが決めたんだから受け入れるしかない。