《現代詩》月に嘆く
慰めなんていらない
共感なんて欲しくない
自分が何者なのか
わからないのは仕方ない
傷口が膿んでしまうまで
ほったらかしにしといて
元通りに戻れなくなったら
責任持とうか
誰かのために生きるんじゃない
ただ前を向いて進む
独りよがりのこんな夜
せめて月に嘆く
見せかけだけの優しさ
強がってるだけの弱さ
誰もが気づいていても
気づいてないふりをする
人生に問題があっても
ほんの序幕にすぎない
永遠に続いてくループ
また始めからやり直し
自分のために生きてくんだろう
きっと壁の向こうは壁
今日もまた登り詰めるよ
遠い月に嘆く
誰かのために生きるんじゃない
きっと壁の向こうは壁
今日も駆け登ってくんだ
月に嘆きながら