グダグダのおうち居酒屋〜唐揚げ風チキンステーキ〜
当初は「おうち居酒屋〜なんだか地味なおつまみたち〜」というタイトルになるはずでした。
我が家もおうち居酒屋をやろう、と思い立った時に真っ先に「切り干し大根の煮物が食べたい」と思ったので、和食系のおつまみで飲みましょうと夫に伝えていたからです。
地味かどうかは感じ方しだいなのでしょうが、考えていたメニューも、安い、簡単、でも美味しいみたいな感じでした。
ところが風邪をひいて、1週間くらい調子が悪くなり、体調が回復してくると「フライドチキンとフライドポテト」が食べたいことに気づきます。
夫にそれを言うと失笑していました。
そして次に予定していたタイトルは「フライドチキン酒場」だったのですが…。
出来上がったのがこちらです。
作っているときから失敗の予感はしていましたが、一応「フライドチキンに見える？」と聞くと、「チキンステーキに見える」という夫からの答えが返ってきました。
フライドチキン特有のザクザクした衣はどこへやら、ところどころ剥げてしまっています。
残った衣もかなり薄く…。
気を取り直して冷凍のフライドポテトをつくり、おうち居酒屋を開店してみました。
一口、フライドチキンになりそこねたチキンステーキを食べると…あれ？美味しい。
柔らかい。
私が「すごい美味しいね」と言うと、夫も「すごく美味いよ、これ」と言ったのでうれしかったのですが、やはり味はフライドチキンの味ではなく「チキンステーキと唐揚げの味だね」とのことでした。
どうやらチキンステーキと唐揚げの合の子？を作ってしまったようです。
反省点は衣が少しゆるかったことでしょうか。
しかも、揚げたときの油の温度が低かったからか、揚げ時間が足りなかったのか、赤っぽい部分もあったため、5個中3個くらいレンチンしました。
油を節約しようと、揚焼きにしたのも敗因だったかもしれません。
今夜のおつまみに名前をつけるとしたら？
「唐揚げ風チキンステーキ」ということで、2人の意見が一致します。
このフライドチキンの失敗作ですが、思いがけず美味しかったので「また食べたいね、また作ろうね」と話して、我が家のグダグダおうち居酒屋はお開きとなりました。