ひとやすみ

美容師でもあり母でもあり主婦の私が、日々のことをゆっくり綴ると同時に娘達の面白ネタも。…

ひとやすみ

美容師でもあり母でもあり主婦の私が、日々のことをゆっくり綴ると同時に娘達の面白ネタも。。。 ※登場人物は全て仮名です

最近の記事

冬至って

年末になると、お客様をお見送りする際に 「よいお年をお迎え下さい」 と挨拶をする 毎日、何回も何回も言う定型文だ この定型文を使う様になると、年末だと実感する 仕事をする上で季節や暦を知ることは重要だと思っているので、我が子にも話すようにしている 【冬至】 その日の朝食時に高校生の長女に 「今日、冬至だよ。冬至って知ってる?」 と聞いてみた 「あ〜冬至ね。夜が長い日」 間違ってはないが、微妙な感じだ 前もって伝えておくと、長女はおバカちゃんなのである 「間違

    • 処世術

      私は美容師である お店の事を記事にしていたが、正直お店の事より日々の生活で慌ただしくしている 仕事をしている方が非現実のようでゆったりとした時間が流れている気がするのである 現実逃避かもしれない 仕事を離れると母であり主婦なのだ 今までも、お店にはかなり助けてもらいながらやってきた 子供達が幼稚園に行き始めてから美容師に復帰してから主人の仕事が忙しくなりワンオペが何年も続いたのだ 週末や、夏休みなどはご厚意で職場に娘を連れていきながらお店の奥で過ごさせていた その代わり

      • 栗の人

        前回、お客様からの頂き物の話をしたが 秋になると「栗きんとん」を差し入れてくださる方がいる その方はとても優しく誠実なお客様で、ご予約のお電話から丁寧さがうかがえるのだ そのお客様から頂くのは岐阜の有名店す◯の上品で美味しい栗きんとんなのだ 私と店長は、いや、店長は栗が大好きで秋にこの方からご予約が入ると内心期待してしまっている まったく、2人して厚かましい が、この栗きんとんで暑い夏が終わり秋が来たんだなぁ〜と季節の移ろいを実感するのである 勝手に実感してまたまた

        • いただき物

          客層が若い美容院や都会の美容院では考えられないかもしれないが、私はお客様からよく頂き物をする 旅行のお土産ならまだ普通だが、お中元やお歳暮 足を運んでもらい、お金払って頂き、更には差し入れまでも!! チップを置いていかれる方も。。。  最初は理解が追いつかず、断ったりしていたが今では有り難く頂戴している いつもお世話になっているから あなたに食べてもらいたいから 沢山頂いたから お子さんにどうぞ など、色んな思いで差し入れてくれるのだが私の中では 「私にはしっかり対応

          New 2極化

          私の生活圏では敬老パスというモノがある 使い方に多少の制限はあるものの年間数千円払えば電車やバスを自由に乗れる、いわばお年寄りの年間定期券だ 昔は手帳型のパスだったのが時代の波に乗って交通系ICカードに変わったのだ しかし年に1度の更新を駅のきっぷ売り場で自分でチャージするようにやらなければいけないので、さぁ大変!! 更新方法がわからない人も多く、しかも年に1度だからやり方を忘れてしまいマゴマゴしてしまうのだ 当店でもやり方を聞かれるお客様も多いのだか付いて行くわけにも

          スコーンのはなし

          巷で一時期スコーンが話題になった時のはなし スコーンとは外国のパン菓子で、アフタヌーンティーとやらに登場する焼き菓子でもある 最近はフルーツやクリームをサンドしてるスコーンが人気だ 年配のお客様はそもそもスコーンを知らない方がほとんどで説明するにも一苦労だ ビスケット? クッキー? パン? ん〜 難しい 私ですらあまり食べてこなかった馴染のない食べ物なので説明しろと言われても 『小麦粉で出来てて少しパサパサしがちで』 何の説明にもなっていないのだ そもそも説明で、

          スコーンのはなし

          五十肩

          年齢を重ねると、色々と身体に支障が出やすくなるもので とあるお客様が、肩が痛くて整形外科へ行ったら医者から 「まぁ、お年もありますしね〜」 と言われ、何でも年齢で片付けられてしまうと嘆いていらっしゃいました しかし、 「日にち薬な部分もありますからね。五十肩ってのは…」 とも言われ 「私、もう80代なのに五十肩なんですって!笑っちゃうわよね。」 80代の方からしたら症状が五十肩と言う響きだけで何だか嬉しそうにしているのが可愛かったです 現実は 五十肩=50歳とい

          破られない記録〜田中さんの話〜

          予約時間に遅刻する方も少なくないのですが、私が美容師になって過去一の遅刻をする方がいました。 未だにその記録は破られていません 今の美容院に勤めてすぐくらいのこと 午前中10時に田中さん予約ね〜と言われ準備を進めるとオーナーから 「あ〜。田中さん何時に来るかわからないよ」 と ??? 「いっつも遅れてくるから」 遅刻する方は少なくはないし、せいぜい10分から20分くらいの遅刻だろうと不思議に思わなかったんですが、待てど暮せどご来店なし。 その方が来たのはお昼も過ぎた15時

          破られない記録〜田中さんの話〜

          付箋

          数年前から完全予約制としました とは言っても、予約が空いていたら飛び込みも受け入れます そんな予約ですが、時間通りに来てくれるとは限りません。多少の遅刻は全く気になりませんが大幅に遅刻する方は大抵決まっていて、何時と言われたはずだと言い訳される場合も。 なので基本、次回の予約は必ずお店のカードに付箋を貼り予約日時を記します。 忘れる=年寄り の観念からから、最初はお客様のプライドを傷つけないように 「まだ先なので誰でも忘れちゃいますよね〜 私でも忘れますよ〜」 と笑

          ご来店ありがとうございます

          はじめまして 私は小さな美容院で美容師をしています そんな私のお客様との日常を少しずつ綴ってみようと思います。 基本、美容師は守秘義務をモットーに仕事をしているので多少の脚色も含ませながら 私が勤めているお店はオーナーと私のふたりでやっている、いわゆる地域に昔からあるような美容院です。 客層はご年配の方が多いので、人生の大先輩のエピソードが多いですがよかったらゆるっと覗いてください。

          ご来店ありがとうございます