超簡単で楽しいフラッグフットボール・前編
月~火曜は、学校教育について書いています。今回は、フラッグフットボールについて書きます。
以前、妻がタグラグビーの研修を受けました。タグラグビー協会の方が指導してくださったそうで、とても本格的な研修です。
しかし妻は、小学校で取り入れるには難しいと思ったそうです。
理由の1つ目は、ルールが難しすぎるから…です。将来的にラグビーへつなげるためでしょうが、ラグビーに近い複雑なルールだったらしいのです。少年団などに参加する子なら問題ないですが、学校教育では様々な子に教える必要があります。やる気の無い子や覚えるのが苦手な子にとっては、複雑なルールは大きな壁です。
もう1つの理由は、審判役の教師の運動量が多すぎる…です。ルールが複雑なので細部まで確認する必要があり、審判役の教師は相当激しく動かなくてはなりません。妻は膝が弱いので、これは大きな負担となります。
そんな話を聞いている内に、以前、オホーツク地方在住のI先生と協力して開発した、フラッグフットボール(以下、長いのでFFと表記)の授業を思い出しました。学校現場で手軽に行えるよう極力ルールを少なくしてあり、考える部分が多くて面白い実践…になっていると思います(自分で言うのも何ですが…)。
ルールは以下の通りです。
1.1チームの人数は3~5人。
2.コートはミニバレーのコートを使用する。
(3人チーム対戦なら、バドミントンコートでも可能)
3.攻撃側と防御側に分かれ、防御側はコート内から始める。
攻撃側はスタートラインの外側から始める。
4.攻撃側は3回攻撃ができ、3回とも終了したら攻防入れ替わる。
5.以下の3条件のどれかが発生した時、1回の攻撃が終了する。
①ボールを持った攻撃側の子がゴールラインを越えた時。
この場合は得点が入る。
②ボールを持った攻撃側の子のフラッグ(またはタグ)が取られた時。
この場合、得点は入らない。
③攻撃側の子がパスを出し、攻撃側の子がキャッチする前に床に落ちた
時。
または、防御側の子がキャッチした時。
この場合も得点は入らない。
う~ん、長いですね。残りのルールと補足は明日(R6.1.30)のブログに書きます。