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インチキ島跳び遊び・前編

 月・火曜は学校教育の話です。今回は(今回も)インチキくさい体育実践を紹介します。
 札幌市の体育では、低学年に「走・跳の運動遊び 跳の運動遊び①」と言う単元があります。これは、体育館に輪っかや紐を置いたり、グランドに線を引いたりし、それをジャンプして遊ぶ…と言う単元です。
 この単元、意外と準備が大変です。沢山の子供たちがジャンプするのですから、体育館に輪っかや紐を置く場合、ある程度の数が必要となります。単に輪っかをばらまくだけだとしても、数が多くなれば手間がかかってきます。グランドに線を引くのだって、それなりに時間がかかります。
 出来るだけ手間を省くべく、ある年度の体育、試しにグランドで輪っかと紐を使ってみました…が、これは失敗。グランドで使える輪っかや紐が少なかったため、思った程の運動量を確保できなかったのです。
 仕方がありません。意を決して線を引く事にしましたが、普通に線を引くとなると、ある程度の長さの線を何本も引かなくてはなりません。う~ん、少しでも手間を減らす方法は無いものか…。
 そこで思い付きました。
 線を繋いで「島」にすれば良いのではないか…と。
 線と線の間をジャンプさせるのではなく、島と島の間をジャンプさせる様にするのです。どうせ、線だって何本も引かなくてはならないのです。小さくても問題なさそうな分、沢山の島を用意するとしても手間は変わらないでしょう。
 しかも、線の繋ぎ方により島は大きさも形も自由自在。スタート地点とゴール地点の島だけ学級全員が入れる大きさにし、他の子にぶつからない様にコース取りの指示を出せば、後は子供たちが勝手にコースを考えてくれるはず…。
 さっそく、次の体育の授業で「島」を作ってみました。
 ちょっと長くなったので、続きは次回とさせていただきます。


これが使用した「島」です。


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