カーテンコールを追いかけて あらすじ
小説家を目指しながらも一本も作品を書き上げたことのない木之本晴人が、元子役だったけれども女優として生きていく夢を諦めた加藤羽由(うゆ)の演技の才能を認めたことをきっかけにうゆに誘われる形で演劇の世界に入っていく。うゆは求められた解釈通りに演じることが下手だが、本人の解釈に基づいた演技では周りの注目を引くほどの才能を持っている。晴人は、うゆの才能を活かすためには求められた役を何でもこなす女優になるのではなく、彼女の才能を認めた裏方と一緒に舞台を作り上げる女優を目指すべきと考える