安永 矩逸

ランダム単語ガチャで引いた単語から変な物語を書きます。気に入ったらフォローしてね。よろしくね。 Xのアカウント ⇒ https://twitter.com/AeH6l8

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最近の記事

投稿分振り返り その2

どうも、ノーネクタイ反対派野郎です。 今週から一気に冷え込み、お布団が魔力を持ち出す季節になりましたね。 あまり大した意味はないのですが、noteにおいては"ぶんちゃ"という名前から"安永 矩逸"という名前に変えました。 姓名判断が良くなければまた変えるかも。 さて、前回の投稿から5本上がりましたので、投稿の振り返りをやっていきます。 6作目 オブラート×食レポ 全体的に地味ですね。 このお題ならもっとわかりやすく、面白くできた。 例えば、食レポ中の偽薬で撮影

    • 【短いお話】Sky

      「くじら雲って見たことある?」 わからないよ。 「あのね、すごく大きくてゆったり動くんだ!」 くじらは空を飛べるの? 「本当のくじらじゃないよ!大きくてくじらみたいに見える雲がね、青い空にぷかぷかしているから、くじら雲なんだって。」 見たことあるの? 「まだ見てないよ。本で読んだんだよ。」 そうなんだ。どういう本なの? 「運動場で体操していたらね、くじら雲が出てきてね、みんなで雲に飛び乗るんだ。」 すごいね。雲に乗れるんだ。 「そうなの!だからあたしも雲に

      • 【短いお話】Inheritance

        『そう言えば、祐司くんってさ、』 「なんでしょうか。」 『どうして、うちの会社に入ったの?』 暗い夜空の中で2人の男が空に向かって話す。 「今それ聞くんですか?」 『いやぁ、だって気になったもん。』 「もうちょっと後にしませんか?」 少しふざけた福原に対し、祐二は空を見続け、少し鬱陶しい態度を見せる。 『"気になったらすぐに聞く"って入社当初教えたじゃん。』 「それでも"時と場合ってものがある"って私が入って5ヶ月目の時に怒ってましたよね?」 『おぉ、そう

        • 【短いお話】pale

           きっかけは本当にくだらないかもしれない。  隣の席にちょっと気になる綺麗な女の子がいたってだけなんだ。  その子とはたまに話すくらいなんだけど、その時間が新鮮でたまらない。  あまり意識はしていなかったけど、話を重ねていくうちに気になっていった。  その子は休み時間になると1人で本を読んでいたり、クラスメイトの子と話していたりする。  ちょっと大人しめの綺麗な彼女。  ー3限目の国語の授業。  内容は辞典を使うパートだが、辞典を忘れてしまった。  頭ではしっ

          【短いお話】The Gus

          都内の職場、出勤時のお話。 先輩社員の平田が席につき、パソコンを開いてメールチェックをしている。 後輩の袋井が渋い顔で隣の席に着く。 「おはようございます・・・。」と言い、席に着く。 平田も顔を向いて、「おはよう。」と返し、すぐにパソコン作業に戻る。 袋井の動きは普段よりのっそりとしていて、いつもより遅くパソコンを開く。 ペンや小物を手に取っては落とし、その度に吐息混じりのような小さな声で、「すいません・・・。」とボソボソ発する。 顔はみるみるうちに険しくなって行く。

          【短いお話】The Gus

          ランダム単語ストーリー オブラート×食レポ

           "紙一枚"と聞くと、皆どう思うだろう。私は一枚のコピー用紙が浮かぶ。  あくまで私はそう思うのだが、人によって想像するものは異なる。  あるものは遊園地のチケットであるとか、あるものは作文用紙であるなど、その対象は多種多様である。同じ言葉でも、中身が大きく異なる非常に興味深い言葉だ。  今、私の目の前にも"紙一枚"がある。この次の工程はこれを口にする。  見たのはいつ振りだろうか。  子供の時に母が包んで飲ましてくれていた。  粉末の薬が飲めなかった私のために、薬の

          ランダム単語ストーリー オブラート×食レポ

          投稿分振り返り その1

          どうも、Lies of Pにダダハマり中の一般サラリーマンです。 note始めてから5本の創作小説を投稿する事が出来ました。 今回はその5本の振り返りをして、今後更に良いものができる機会にしたく、自己評価の回でございます。 1作目 カキフライ×アロハシャツ この回で思うことは、前半は良かった。自己満足なんだけど、回想シーン特有の思い出の人が優しく書けたことは良いと思う。 でも後半はゴミ。 長ったらしいのよ。長く書くなら旦那の方の動きをもっと書いてあげるべき。これは

          投稿分振り返り その1

          ランダム単語ストーリー ナップサック問題✖︎ワードローブ

           "世の中って広く浅く、色んな視点で見るコトが大事なんだで"と、クセの強い教授がかつて言っていた。  普段は自論を話す時には極端なことしか言わない。貧富の格差を無くすには、社会主義を徹底すれば良いとか、人類が絶滅すれば世の中マシになるとか。  今になってわかる。人類など滅べばいいと。目の前にそれが現れた時、かの教授の言葉がどれだけ身に染みるか。  "ナップサック問題"  別の講義の課題だ。この問題は、ナップサックの中にできるだけ多くの品物を詰め込み、中身の総価値を最大

          ランダム単語ストーリー ナップサック問題✖︎ワードローブ

          ランダム単語ストーリー 世間話×座布団

           郊外に位置するこの場所は、新宿から1時間で訪れることができるため、ベッドタウンとして栄えていながらも、少し車運転すれば、山々の自然豊かな風景が見れる。  取材班はある山の手前にある一軒の民家を訪れる。ベテランディレクターの高村が、「こんにちは~。以前ご連絡差し上げましたテレビの『旅のふもとに』にですけども、浮野さんでよろしいですか?」とご老人に話しかける。  「はい。そうです。遠路はるばるご苦労様です。」とこたえる。”山の人”、という愛称が似合う老人は、背筋がピンと伸び

          ランダム単語ストーリー 世間話×座布団

          ランダム単語ストーリー クリームソーダ×外来種

           お冷のグラスからコロンと氷が転がる音がする。  「やっぱり続かないものはダメなんだって気付いたのよ。手を色々変えてみたんだけどね、結局は原点を見つめ直す事が大事だったのよ。」  また、話が変わった。唐突によく話題を変えてくる。この女は。  久しぶりに会って他愛のない話をしていたと思えば、すぐこれだ。高校の頃からこの癖はずっと変わっていない。彼女自身は自然と会話に導入しているつもりなのだろう。  当時のクラスメイトの大半は、彼女を【訳のわからない女】として認識し、煙た

          ランダム単語ストーリー クリームソーダ×外来種

          ランダム単語ストーリー 二次会×びっくり箱

             人の関係というのは、常に争いが絶えない。これはどんな環境においても同じ事が起こる。勿論、争いのレベルというのは環境や発端によって異なる。ただ、”争い”という言葉一つで片付けるのであれば、それはいつも起こっている事柄なのだ。  「はいはいはいはい!のーんで呑んで呑んで!一気!一気!のーんで呑んで呑んで!一気!一気ぃ!」  二次会特有の飲み比べだ。これは世界で一番くだらない争い。大学生によくある光景だ。  そんな時代から8年経った。社会人になってもこいつらは変わらず

          ランダム単語ストーリー 二次会×びっくり箱

          ランダム単語ストーリー かきフライ×アロハシャツ

          「ねぇ、おじちゃん。」 『何だい?』 「おじちゃんって、カキフライ好きだよね。」 『そうだねぇ。何をかけても牡蠣の味がするのが好きなんだよ』 「でもさ、おじちゃんってすごくおかしいよ。」 『なんでそう思うんだい?』 「だってさ、年中アロハシャツ来てる人が、カキフライ好きだなんておかしいよ。カキフライって冬に食べるものじゃん。アロハシャツってのは夏に着るものでしょ?季節感が違うもの。」 『あぁ・・・アハハッ!そうだね。そう言われると、そうかもしれないね。』 「で

          ランダム単語ストーリー かきフライ×アロハシャツ