左右のナックルガードが両方とも左だった話 VストロームSX
こんにちは、おくとです。
「ニュートラル周りの初期不良」の改善確認を兼ねたツーリング。
そんな中、笑って終われる事実が発覚しました。こんな初期不良なら歓迎です。
現在の走行距離は6000km、これまで全く気がつきませんでした。
右手が左手より少し寒いような。
早朝に家を出て、茨城県を北上していた時です。
日は出るも気温は3度、夏用グローブでナックルガードのありがたみを噛みしめる中、ある疑問が湧きました。
左手に比べて右手が少し寒くない?
以前から、左右ナックルガードの造形が非対称であることは気づいていました。まあそんなもんなんだろうなと思っていましたが、この機会になんとなくまじまじと見てみます。
左側のナックルガードの左上には大きなくびれ、下側は平坦。
右側のナックルガードの右下には大きなくびれ、上側は平坦。
あっ…もう笑いしか出ませんでした。
気づいたら全てが繋がった
寒い風を切りながら、ナックルガードとの思い出を思い返します。
理由がわからなかった左右のナックルガードの非対称な造形
押してみると、左側はがっちり固定されていて動かず、右側には多少の遊びがあり動く
右側のナックルガードのミラーマウントを割った修理で、多少強引に締めた記憶。
思い返せば思い返すほど全てが繋がり、笑いも止まりません。
そして、道の駅で答えを確認。
ナックルガードの品番の末尾のアルファベットが、左右どちらもLでした。
本来は、左がL、右がRです。
つまり、右側には、本来左用のナックルガードが上下反転して取り付けてあったのです。
気づかなかったわけ
自分は、VストロームSXと6000kmを共にし、右ナックルガードのミラーマウント部の修理までやりました。
販売店も、各種点検、オイル交換、一週間近くの入院と、少なくない時間見てきたはずです。
なぜ誰も気がつかなかったのでしょうか。
シートから見ると
余程注目して見ても微妙ですね。レバーが丁度いいくらいにナックルガードの下半分を隠しています。
左右のやつが同じって言われないと、左右造形が違うなあくらいしかわかりません。
並べてみる
こう並べてようやく、言われてみれば…ですね。気づかないわけです。
もうしょうがないです。気づけって方が無理です。
3か月6000km乗ってきた自分ですら全く気付かなかった、それが全てです。
その後
確認ツーリングの終わり、朝から400km走ってきた足で、そのまま購入店に報告します。
左右のナックルガードが両方左なんて話は前例が無かったようで、整備士の方も驚いていました。そもそも、左のナックルガードを上下ひっくりかえせば右に付けられるということ自体が奇跡です。
立ちごけ傷がばっちり入った右側ナックルガード(左用)。無償交換となったので、立ちごけ傷を無料で消せたことになります。
以上、結果オーライな組付けミスでした。
一応確認を
ナックルガードの内側、ハンドルマウント部近くに、部品番号の記載があります。
末尾のアルファベットは、右がR、左がLで正常です。一度確認してみることをお勧めします。