クロアチア・スロヴェニア旅行 ポストイナ鍾乳洞へ
2023年5月31日(水)
おとぎ話のような風景のブレッド湖からポストイナ鍾乳洞へ。1時間ちょっとのドライブです。
まずは鍾乳洞に隣接する Hotel Jama でランチ。Jamaとはスロヴェニア語で洞窟の意味だそうです。団体専用の大広間のようなところに通されました。
ポストイナ鍾乳洞(日本語ウェブサイト)は総延長20km以上。そのうち5kmくらいが公開されています。腹ごしらえもできたところで、トロッコに乗って出発!
受付で貸してくれる音声ガイドの解説を聞きながらライトアップされた鍾乳洞を進みます。解説でカルスト地形のカルストとはまさにこの辺りの地方の呼び名であることを知りました。
洞窟内の温度は年間を通して10℃くらいとのこと。トロッコはそれなりのスピードで進むので風が強く、薄手の上着しか持っていなかったので寒かったです。売店ではフリースの上着を売っていたほか、ダウンを着ていた観光客の方もいました。徒歩も含めて1時間半くらいかかるので、寒さ対策はしっかりめにするべきでした。
トロッコを降りて徒歩で回ります。鍾乳洞の中は暗く、コンクリートの濡れた通路を歩いて回るので写真があまり撮れませんでしたが、隣り合っているのにかたや真っ白、もう一方は赤みがかった鍾乳石(色は地下水に含まれる物質に起因する)に驚いたり、第一次大戦のロシア人捕虜が建設した橋(シンプルなものでした)を眺めたり。
ポストイナ鍾乳洞の公式YouTubeがあったので貼っておきます。
ここにはホライモリという生物が棲息しています。私たちも水槽の中で保護されている個体を見ることができました。白いドジョウに足が生えているような、細長いウーパールーパーのような不思議な生き物。無光空間で発達したため目が退化しています。ドラゴンの赤ちゃんという言い伝えもあるとか。
徒歩観光を終えると再びトロッコで出口へ戻ります。帰りのトロッコ乗り場の前にはコンサート・ホールと呼ばれる大きな空間が広がっています。1,000人ほどを収容でき、実際に音楽会やイベントを行なっているとのこと。歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》などで知られる作曲家マスカーニもここで演奏したことがあるとか。一緒に旅行している母はここで少し歌をうたってみていました。残響が多く気持ちよかったそうです。
つづく